LoginSignup
0
1

More than 5 years have passed since last update.

電子工作 / AD2 > Hum noise reduction > Band Elimination Filter > LTSpiceで計算 | ブレッドボード実測 | ユニーバサル基板実測

Last updated at Posted at 2016-03-18

http://qiita.com/7of9/items/19a7540b4ea0f43c8215
にてハムノイズが出ている件の続き。

Band Elimination Filter (BEF)

以下を見つけた。
http://chtgkato3.med.hokudai.ac.jp/kougi/med_engineer/me9.pdf

25枚目

帯域除去フィルタ Band-Elimination Filter

商用交流雑音(ハム)が発生する50または60Hzの信号だけ除去するフィルタ

Rx2とCx2, R/2と2Cを用意する。

R,Cの値は fo = 1/2pi CR の計算式から求める。

例として R=100Ωとすると、fo = 60Hzの除去の場合、C=0.00002625 = 26.525 uF程度。

LTSpice

LTSpiceしてみた。

qiita.png

qiita.png

20mV 60Hzのノイズが4mV以内に落ちている。

あとはこれに近い値のコンデンサを買えば実測できそうか。

(追記 2016/03/19)
店頭で売っていそうな値としては以下のような組合せになりそうだ。

  • R: 120, 51
  • C: 22uF, 47uF

上の結果より悪くなっている。

qiita.png

ブレッドボードで実測

ブレッドボードで構成してみた。

  • R: 120, 51
  • C: 22u, 47u

v0.1 AD2のコネクタ側でBEF適用 on ブレッドボード

DSC_0156.JPG

以下はBEFを入れていない状態。

qiita.png

以下はBEFを入れた状態。
確かにノイズがへったが、まだピークtoピークで100mV程度はある。

qiita.png

v0.2 プローブの信号とGND側でBEF適用 on ブレッドボード

BEFをAD2のコネクタ側で適用するのではなく、プローブの先の信号とGND側に適用したらノイズ低減率が上がった。

以下でピークtoピークは16mV程度。

改善したが、プローブの先端でBEFを適用となると、せっかくのプローブが被測定対象をつかまずにBEFを掴み、そのBEFから別途ICクリップなどで被測定対象をつかむ、という構造になるのがひっかかる。

qiita.png

v0.3 AD2のコネクタ側でBEF適用 on ユニーバサル基板

ユニーバサル基板で実装してみた。

R120とC22uFだけを購入すれば良かったと後で気づいたが、R51,C47uFも買ってしまっていた。
回路図 @ upverter

コンデンサと抵抗が4つずつついている基板が今回実装したもの。
DSC_0157.JPG

やはりプローブの先でBEFを使うと測定時が面倒そうなので、AD2のコネクタ側につけてみた。

ピークtoピーク電圧で16mV程度。ブレッドボードの時より改善している。
ブレッドボードではケーブルが長くなってしまうのが問題なのだろうか。

qiita.png

しかし、ピークtoピーク電圧が16mVなのはまだ大きい。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1