LoginSignup
0
2

More than 5 years have passed since last update.

電子工作 > 考察 > モジュールの廃盤について

Last updated at Posted at 2016-07-30

@ 社員をサーフィンへ行かせよう by Yvon Chouinard (シュイナード)

製品全体の耐久性が尽きるのは最も弱い部分が壊れた時点だ。究極の目標は、どのパーツもほぼ同時に、しかも長期の使用のあとにすり切れる製品を作ることだ。

ある基板を作るとする。その基板にはいくつかのモジュールがあるとする。
それらモジュールのうちの1つが廃盤になった時、「最も弱い部分が壊れた」と言える。

作成した基板の寿命を10年(可能であれば20年)にしたい場合にどうするか。

  • 後継モジュールを使う
    • 長所: フォームファクタ、通信プロトコルなどが同じ可能性がある
    • 長所: モジュール自体を自作する必要がない
    • 短所: 後継モジュールが用意されない場合がある
    • 短所: 後継モジュールのふるまいが元モジュールと同じ保証はない
    • 短所: 後継モジュールが廃盤になる可能性がある
  • 自作する
    • 長所: 部品が廃盤にならない限り製造を続けられる
    • 長所: 1部品の廃盤は、同等部品に可換であれば製造を続けられる
    • 短所: 自作にコストがかかる (設計、ソフト実装、など)
    • 短所: 製造コスト(IC実装)がかかる

ESP8266 + Arduino IDE + microSDスロット にて以下の条件はどうなるだろうか

  • フォームファクタ
  • 応答特性
  • 消費電流
  • ラニングコスト (製造コスト)

フォームファクタがESP8266では厳しいだろう。ATTiny858pinoなどであればクリアできそうか。

MCU選定も10年手に入るものにするか、適宜後継版がでそうなフレームワーク上で作ればいいだろうか。

(追記 2016/08/02)
こういう問題はモジュールではなくライブラリでも起こりうる。
多くのライブラリを使うフレームワークの場合、それらをすべてきちんとupdateしていける環境にする必要がある。
きちんとメンテナンスするには、それなりの知識が必要となる。

0
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
2