@ 社員をサーフィンへ行かせよう by Yvon Chouinard (シュイナード)
製品全体の耐久性が尽きるのは最も弱い部分が壊れた時点だ。究極の目標は、どのパーツもほぼ同時に、しかも長期の使用のあとにすり切れる製品を作ることだ。
ある基板を作るとする。その基板にはいくつかのモジュールがあるとする。
それらモジュールのうちの1つが廃盤になった時、「最も弱い部分が壊れた」と言える。
作成した基板の寿命を10年(可能であれば20年)にしたい場合にどうするか。
- 後継モジュールを使う
- 長所: フォームファクタ、通信プロトコルなどが同じ可能性がある
- 長所: モジュール自体を自作する必要がない
- 短所: 後継モジュールが用意されない場合がある
- 短所: 後継モジュールのふるまいが元モジュールと同じ保証はない
- 短所: 後継モジュールが廃盤になる可能性がある
- 自作する
- 長所: 部品が廃盤にならない限り製造を続けられる
- 長所: 1部品の廃盤は、同等部品に可換であれば製造を続けられる
- 短所: 自作にコストがかかる (設計、ソフト実装、など)
- 短所: 製造コスト(IC実装)がかかる
ESP8266 + Arduino IDE + microSDスロット にて以下の条件はどうなるだろうか
- フォームファクタ
- 応答特性
- 消費電流
- ラニングコスト (製造コスト)
フォームファクタがESP8266では厳しいだろう。ATTiny85や8pinoなどであればクリアできそうか。
MCU選定も10年手に入るものにするか、適宜後継版がでそうなフレームワーク上で作ればいいだろうか。
(追記 2016/08/02)
こういう問題はモジュールではなくライブラリでも起こりうる。
多くのライブラリを使うフレームワークの場合、それらをすべてきちんとupdateしていける環境にする必要がある。
きちんとメンテナンスするには、それなりの知識が必要となる。