ESP8266 > ADC > TOUTに入力がある時のVCC電圧測定への影響の調査 > VCC測定時はTOUTをオープンにするべし ##migrated

動作確認

ESP-WROOM-02 + ユニバーサル基板実装
Analog Discovery 2 (以下AD2)

http://qiita.com/ryokai/items/5ec7e0d88f4dc08dff69
の記事にある以下について調べてみた。

かつ、TOUTに信号が入力されると、電源電圧の測定値にぶれが出ると思われます(未検証)

TOUTへの入力

http://qiita.com/7of9/items/8b24c7634cfdadb67e1c
にあるようにAD2のwave generatorにてランダム値を入力するようにした。

Type: Noise
Frequency: 1kHz
Amplitude: 250mV
Offset: 750mV

上記の設定により、0.5から1Vの範囲の電圧が出力される。

なお、AD2用のWaveFormsというソフトでその波形出力のON/OFFをできるが、OFFにしたときは「OFFにした時の電圧値(例:0.22V)」が出力され続けるようだ (これは後述の結果と関連する)。

ESP8266とAD2の接続

AD2の波形出力をTOUTに取り込んでいる。

コード

http://qiita.com/ryokai/items/5ec7e0d88f4dc08dff69
のコードを参考に以下とした。

ADC_MODE(ADC_VCC);

#define ADC_VCC

extern "C" {
#include "user_interface.h"
}

void setup() {
  Serial.begin(115200);
  Serial.println("");
}

void loop() {
  uint ADvalue;
#ifdef ADC_VCC
  ADvalue = ESP.getVcc(); 
#else  
  ADvalue = system_adc_read();
#endif 

  Serial.println(ADvalue);

  delay(1000); // msec
}

結果

AD2の波形出力オフ時

TOUT側の電圧はほぼ一定となっている状態(オフにした時の電圧値のまま)でのVCCのAD値。

AD2の波形出力オン時

TOUT側の電圧には0.5-1.0Vのランダム値が入っている。

結論

VCC測定時はTOUTはオープンにしておくこと。

免責

なお、上記を試してESP8266が故障などしても責任は負いかねます。