内容
色々な物事について「座標」を意識しておく。
広中平祐さんの本「可変思考」に書かれている「原点」と「付属原点」という考えとも関連する。
例1. (幾何座標)
- ファイルコピー時 : 左から右へ
エクスプローラでフォルダ間をコピーする時、左にコピー元フォルダ、右にコピー先フォルダを置いている。
作業が中断して再開時に、「どっちからどっちへコピーしていた?」と無駄に考えなくていい。
例2. (幾何座標)
- 流れのある図を描くとき : 始点を図の左上に持ってくる
どこからどう流れるかを見る時に、始点を探す手間が省ける。
また、複数の図を見る時、あるものは左上から右下に流れて、他のものは右上から左下に流れる、というような混乱を防ぐ。
例3. (幾何座標)
1つのソースのある関数にて以下のようにしているとする。
int idx;
int srcSize;
int dstMSB;
同じソース内の同じような関数で以下のように順番を変えない。
int srcSize;
int idx;
int dstMSB;
2つの関数を比べて処理の抜けなどがないかのチェック時に役立つ。
例4. (作業の座標)
作業の座標 = 作業の流れ
原点を整理したのち、付属原点を考え、各処理の実装を作業していく。
「細かいことをしすぎている」と気づいた時は、付属原点か原点に戻るようにする。