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ヒープ領域とスタック領域

Last updated at Posted at 2024-01-06

はじめに

毎週1本様々な技術に関する記事を投稿しています。
もし興味のある方は下のリンクから他の記事も見ていただければ幸いです。
@7_inai_

1.ヒープ領域とスタック領域とは

1.1.ヒープ領域とスタック領域の基本的な定義と役割

プログラムが実行される際、メモリは主に、ヒープ領域、スタック領域、静的領域、テキスト領域の4つに分かれます。本記事では、スタック領域とヒープ領域について解説します。
スタック領域は、関数呼び出しやローカル変数の割り当てに使われます。一方、ヒープ領域は、プログラム実行中に必要なサイズのメモリを動的に確保・解放するのに利用されます。

1.2.プログラムの実行時にメモリをどのように管理するか

スタック領域は、関数の呼び出し時に自動的に割り当てられ、関数の終了とともに自動的に解放されます。これに対し、ヒープ領域では、プログラマが明示的にメモリの確保(mallocなど)と解放(freeなど)を行う 必要があります。これにより、動的なメモリ管理が可能になります。

2.ヒープ領域とスタック領域の違い

スタック領域は後入れ先出し(LIFO)のデータ構造を持っています。そのため、確保したのとは逆の順番で解放するのがスタック領域の特徴です。
スタック領域が下から順番に積み上げていくのに対し、ヒープ領域には順序がありません。どのような順序で確保・解放するかは、ソフトウェア側で自由に決められるため、柔軟性が高いのが、ヒープ領域の特徴です。

3.なぜ異なるデータ構造でメモリ管理を行うのか?

3.1.ヒープとスタックが異なるデータ構造を持つ理由

スタック領域は、前述した通りLIFOのデータ構造を持ちます。関数内で定義された変数や、引数として受け取ったパラメータは、その関数の実行中のみ使用されるため、LIFOのデータ構造とすることで、効率よくメモリを使用することができます。
これに対してヒープ領域は、動的にメモリを確保・開放するのに適したデータ構造を持っています。

4.終わりに

ヒープ領域とスタック領域はプログラムのメモリ管理において重要な役割を果たしています。正しい使い分けと理解が、プログラムの安定性と効率性を向上させる鍵となります。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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