はじめに
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@7_inai_
IoTプラットフォームとは
IoTプラットフォームとは、IoTを構成するための要素である、IoTデバイス・アプリケーション・センサー・ネットワーク等をクラウドを介して繋ぐための土台(プラットフォーム)
となるものです。
この記事では、各企業がリリースしている IoTプラットフォームの詳細 について記述します。IoTプラットフォームの概要について知りたい方は、こちらからご確認ください。
IoTプラットフォームの種類
以下のIoTプラットフォームの概要や特徴についてこれから説明していきます。
- ①Predix(GE)
- ②Mindsphere(シーメンス)
- ③SORACOM(ソラコム)
①Predix(GE)
GEが提供しているIoTプラットフォームで、産業用機械からのデータを収集・解析する ためのソフトウェアプラットフォームです。
GAFAMの台頭により業績が低迷していたGEは、これらソフトウェア企業に対応するために 「製造業におけるマイクロソフト」 を目指しました。そこで打ち出されたのが、インダストリーインターネットプラットフォーム 「Predix」 です。PredixはクラウドベースのSaaS(Software as a Service)であり、オープンプラットフォームであるため、GE以外の企業も活用することができる
②Mindsphere(シーメンス)
シーメンスは電力・ガス・鉄道のようなインフラから電子機器やヘルスケアまで幅広い事業を手掛ける、ドイツ創業の総合電気メーカーです。
シーメンスがリリースしているIoTプラットフォームである Mindsphere はGEのPredixを意識したものであると公言されています。Mindsphereは工場内の設備から情報を収集し、クラウドで管理することができます。また製造現場等のエンドユーザーのみならず、産業機器メーカーも同プラットフォームからデータ収集ができるという特徴があります。
③SORACOM(ソラコム)
IoTプラットフォームであるSORACOMは、IoTを実現するために必要となる、IoTデバイス、通信、アプリケーション等をワンストップで提供します。
SORACOMは、自身がクラウド上に実装されているため、他のクラウドサービスとの親和性が非常に高い です。そのため、従来IoT化で必要だった、システムの計画や構築といった労力を必要とせずに、迅速にIoT化することができます。
その他
他にも、AmazonのAWSやMicrosoftのAzureといったクラウドコンピューティングサービスも、IoTプラットフォームとして使用することができます。
終わりに
それぞれの企業が開発しているIoTプラットフォームに関して、調査しまとめましたが、データの見える化やIoTデバイスの接続といった主な機能は同じでありながらも、得意分野や目的に違いがあることが分かりました。また機会があれば、それぞれのプラットフォームについてもっと深掘りした記事を作成したいと思います。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。