はじめに
毎週1本様々な技術に関する記事を投稿しています。
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@7_inai_
JVMとは
JVM(Java Virtual Machine)とは、Javaプログラムを実行するための仮想環境
です。コンパイラが生成したバイトコードを実行し、プラットフォーム間でのポータビリティを実現します。
なぜJVMを使用するのか?
■高いポータビリティ(移植性)
Javaプログラムが一度バイトコードにコンパイルされると、そのバイトコードはどんな環境でもJVM上で実行可能です。つまり、同じバイトコードはWindows、Mac、Linuxなどの異なるオペレーティングシステム上で動作 し、それぞれの環境で同じような結果を返すことができます。このような特性により、プログラムの再コンパイルなしに異なるプラットフォームで動作させることができる ため、ポータビリティが高いと言えます。
■メモリ管理とセキュリティ
JVMはメモリ管理とガベージコレクションを担当し、安定性とセキュリティを向上させます。
■実行速度の最適化
JIT(Just In Time)コンパイラを利用して、バイトコードをネイティブコードに変換し、実行速度を向上させます。
※JITコンパイラとは、実行時コンパイラとも呼ばれ、実行時にバイトコードを、ネイティブコードにコンパイルすることによって、アプリのパフォーマンスを向上させるためのコンポーネントです。
JVMではバイトコード以外扱えない?
JVMは主にJavaバイトコードを扱いますが、ネイティブコード(C++やC言語)を JNI(Java Native Interface) を介して呼び出すことができます。これにより、特定の高速な処理やハードウェア固有の機能を利用することが可能です。
終わりに
JVMはJavaプログラムのポータビリティ、セキュリティ、実行速度を向上させる重要な役割を果たしています。バイトコードの実行やネイティブコードの統合を通じて、柔軟性と性能のバランスを実現し、Javaの特性を支えています。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。