はじめに
IT×ビジネスという視点で週1本記事を投稿しています。
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@7_inai_
UXとは
UXとはUser Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略で、日本語に訳すと 「顧客体験」 です。UXはユーザーが 商品やサービスを通して得られる体験 を指します。「わかりやすい操作性」や「アプリの読み込み速度が速い」といったシステムを操作するときに直接的に関係することだけでなく「おしゃれなデザイン」「窓口の対応」というような、正に サービスを通して得られる体験全て を指します。
※UI(User Interface)とUXが同義で使用されることがありますが、UIはサービスや商品とユーザーの接点を表す言葉です。つまり、UIはUXを構成する要素のうちの1つと言えます。
UXでビジネスはどう変わる?
■モノ消費からコト消費へ
市場が成熟化してきている昨今、所謂生活必需品と呼ばれるようなものはほとんどの家庭に既に行き渡っています。そんな中消費者の モノに対する購買意欲は低下し、逆にコトに対する購買意欲は増加 しています。
※ここでいうモノとは実際に商品のことを指し、コトとは商品やサービスを通して得られる体験を指します。
では、どういった"コト"が消費者から好まれるのでしょうか?
amazonを例に見てみましょう。amazonではレビュー欄で商品に対する感想を共有できたり、おすすめ商品として購入傾向から購入可能性がある商品が提示されたり、スムーズに購入までの手続きを行えたり消費者が商品を購入する上での欲求を満たせるUIになっています。
■iPhoneはUXの塊??
ガラケー世代の方はわかると思いますが、ケータイを購入すると何十ページもある説明書が付属されるのが一般的でした。しかし、スティーブ・ジョブズ氏はiPhoneにぺら1枚の説明書さえ付属しませんでした。そのためには初めて使う人でも直感的に操作できる必要があります。ではどのようにしてそれだけの操作性を担保したのでしょうか?
例えば、iPhoneのホーム画面は上下にめくることはできず、左右にしかめくれません。本のめくり方と同じ左右の動きのみにすることで操作性を向上させました。また、アプリのアイコンをタップするとそのアイコンが拡大するように起動することや、逆にアプリを閉じるときはアイコンが縮小するような動作をします。こうすることで操作に対しての反応性や、どのアプリを使用していたのかがわかりやすくなっています。
他にもiPhoneにはUXを高めるための工夫が多くあるので、興味のある方は調べてみてください。
終わりに
モノ消費からコト消費に変わってきていると記述しましたが、モノでの差別化が難しくなってきた昨今、ソフトではなくハードによりここまで成長してきた日本にとってはより厳しい時代になっていくと言われています。上等なUXを持つ商品やサービスの重要性はますます高くなっていくでしょう。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。