はじめに
毎週1本様々な技術に関する記事を投稿しています。
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@7_inai_
SSOとは
SSO(Single Sign On)とは、多くのオンラインサービスやアプリケーションで採用されている認証技術の一つです。SSOを使用すれば、ユーザーは1つの認証プロセスを通じて複数のリソースやサービスにアクセスできるようになります。つまり、一度のログインで複数のアカウントにアクセスすることができる
ようになります。
SSOの仕組み
SSOの仕組みを紹介します。
①認証
ユーザーはアプリケーションやウェブサイトにアクセスし、最初に認証を行います。これは通常、ユーザー名とパスワード、指紋認識、または他の認証手段を使用して行われます。
②トークン生成
認証が成功すると、アプリはユーザーに トークンを発行 します。このトークンは有効期限を持ち、将来の認証に使用されます。
③他のサービスへのアクセス
ユーザーが他のサービスにアクセスしようとすると、トークンを提供し、それに基づいて認証が行われます。ユーザーは再度ユーザー名とパスワードを入力する必要はありません。
セキュリティに対するメリット/デメリット
SSOはセキュリティに対して、メリット/デメリットの両面を持っています。
■メリット
- 複雑なパスワードを設定できる
1つのパスワードで複数のサイトで使用できるため、パスワードを覚える負担が少なくなります。そのため、比較的難解なパスワードを設定しやすくなります。 - パスワードの管理負担の減少
上述の通り、使用するパスワードの数が少ないため、パスワードを管理するための負担が少なくなります。
■デメリット
- 被害規模拡大
1度の認証で複数のサイトにアクセスできるため、パスワード漏洩時の被害規模が大きくなる傾向にあります。
終わりに
SSOは現代のデジタル環境で重要な認証技術であり、セキュリティと利便性のバランスを取る一助となります。正しく実装されれば、ユーザーエクスペリエンスの向上と管理の効率化をもたらし、企業や組織に多くの利益をもたらすでしょう。ただし、セキュリティリスクを認識し、適切な対策を講じることが不可欠です。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。