はじめに
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@7_inai_
フォグコンピューティングとは
フォグコンピューティングとは、IoT端末によって取得したデータをクラウドに送信する前に、端末に近い場所で、ミドルウェアによって分散処理すること
を指します。
■フォグの由来
フォグは霧という意味です。クラウド(雲)よりも端末に近い位置で処理することから、フォグコンピューティングと名付けられました。
フォグコンピューティング と エッジコンピューティング
フォグコンピューティングでは、クラウドではなく端末側でデータの処理を行うと記載しましたが、「エッジコンピューティングと同じでは?」と思った方もいるのではないでしょうか?フォグコンピューティングとエッジコンピューティングは同じ意味で使用している方もいますが、正確には若干の違いがあります。
エッジコンピューティングは、データ処理を端末やデバイスのエッジで行うことを目的とし、フォグコンピューティングは、エッジとクラウドの両方でデータ処理を行い、データをリアルタイムで処理する
ことを目的としています。
フォグコンピューティングのメリット
■メリット
- 通信速度UP
->近距離のデバイスで行うため。 - セキュリティレベルの向上
->個人情報をクラウドに送信する必要がないため。 - 通信量削減
->データ処理をエッジで行うため。
■デメリット
- セキュリティリスク
->メリットでセキュリティレベルの向上を上げましたが、処理を分散するためセキュリティリスクが増対する可能性がある。 - 管理の複雑さUP
->多数のエッジデバイスを管理する必要があるため。
終わりに
フォグコンピューティングは、IoTやビッグデータの分野で、ますます重要性を増しています。エッジデバイスの処理能力を活用し、クラウドサービスにアクセスしなくてもデータをリアルタイムで処理することができるため、今後ますます普及していくことが予想されます。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。