はじめに
毎週1本様々な技術に関する記事を投稿しています。
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@7_inai_
XRとは
XR(クロスリアリティ/エックスアール)とは、AR・VR・MRといった、現実世界と仮想世界を融合することで、現実にはないものを知覚できる技術の総称
です。
AR・VR・MRのそれぞれの内容については次に示します。
■AR
AR(Augmented Reality)は、拡張現実 のことを意味します。スマホやタブレット、サングラス等のデジタル端末を通して現実を見ることで、世界を拡張することができます。例えば、スマホのカメラで目の前の机を映した時に机の上に仮想的なモノを投影することができます。つまり、デジタル端末を通して現実世界を見た時に、まるで現実世界にそのコンテンツがあるかのように見せる
ことができるのがARです。
■VR
VR(Virtual Reality)は、仮想現実 のことを意味します。主にヘッドマウントディスプレイと呼ばれる専用機器を装着することで、目の前に仮想世界を映し出し、まるで自身がバーチャル空間にいるように見せる
ことができます。最も有名なのが、PlayStation VRのようなゲームですが、他にも災害訓練として、火災現場をCGで再現するような用途にも使われています。
■MR
MR(Mixed Reality)は、複合現実 のことを意味します。ARと混同されがちですが、ARは現実世界に仮想世界の映像を投影するだけであるのに対して、MRは仮想的なモノをまさにそこにあるように存在させる
ことができます。スパイ映画でよく見るような、3D映像として投影された地図(ホログラム)を手で触れて操るような技術がありますが、MRはあのイメージです。
XRでビジネスはどう変わる?
XRは今後どのような場面で使われていくのでしょうか?
①オンライン会議
仮想世界と現実世界を組み合わせるXRは、最もFace To Faceに近い コミュニケーションであると言われています。コロナウイルスの影響でオンライン会議は当たり前となりましたが、画面越しではなく仮想空間で行うバーチャル会議も、XRの技術を使えば可能です。他にも、バーチャル店舗や遠隔からの作業支援等、対面が当たり前であったことも、XRの技術によってオンラインに変わっていくでしょう。
②MR × 教育
例えば、製造現場では実際にトラブルが起こった時に初めてその設備に触れることが多々あります。前もって説明書や標準所でなんとなくの機構を理解しておいても、実際のトラブル対応と頭の中で想像するのとでは全く違うため、復旧に想定以上の時間を要することがあります。こうした問題を解決できるのがMRです。前述した通り、MRは仮想的なモノをその場にあるように見せることができます。これにより、実際に体験するとまではいきませんが、より 実際の設備に近い環境で教育を行う ことができるのです。
終わりに
XRはまだまだ開発の余地がある技術です。XRではハンドトラッキングと呼ばれる、頭や手、体の向き等を検知するための技術が使われるのですが、一昔前からすればその精度も非常に上がってきています。今後の発展が大意に期待され、かつまだまだ伸び代のある技術ですので、今の内にXRについて勉強しておくことは非常に有益になると思います。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。