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生体認証でビジネスはどう変わる?

Last updated at Posted at 2022-06-20

はじめに

IT×ビジネスという視点で週1本記事を投稿しています。
もし興味のある方は下のリンクから他の記事も見ていただければ幸いです。
@7_inai_

生体認証とは

生体認証とは、生体情報を使用して個人を認証するための仕組みです。
生体認証で利用される認証情報には、「顔」「指紋」「静脈」「声紋」「虹彩(瞳)」「掌紋(手のひら全体のの模様)」など様々なものがあり、利用シーンに合わせて適切な認証技術が選定されます。

生体認証でビジネスがどう変わる?

■生体認証でキャッシュレス決済

現在の日本では、PayPayや楽天PayなどのQRコード決済が主流となってきており、非常に便利になったと感じますが、 スマホさえいらない決済方法 があるのをご存知でしょうか?
決済時または入店時に専用の認証用機械で個人を特定することで、あらかじめ個人と紐づけておいたクレジットカードから自動で支払うことができるのです。

■生体認証で監視社会の実現

例えば中国では、天網(てんもう) と呼ばれるAIを用いた顔認証技術があります。街中に設置された無数のカメラで瞬時に人(個人)や車を把握しデータとして収集しています。ではそのデータは何に使用されているのでしょうか?例えば以下のような用途があります。

  • 交通違反者の特定
    →交通違反やマナー違反をした人物を瞬時に特定することができます。
  • 犯人の特定・逮捕
  • 信用スコアへの反映
    →中国に限った話ではありませんが、世界中で 信用スコア と呼ばれる個人の信用度を数値化したシステムが普及され始めています。無数のカメラで特定された個人が行った行為が良いモノであれば信用スコアは上がり、規律を乱すモノであれば信用スコアは下がります。この信用スコアが高ければ金利が優遇されたり、融資が通りやすかったり、様々な無料のサービスを受けたりすることができます。

終わりに

中国の天網という技術から、 ディストピア という言葉をイメージした方も多いと思います。ディストピアとはユートピア(理想郷)の反対の意味で、徹底的な監視により作り出された平和な社会を意味します。生体認証は個人を特定するための素晴らしい技術ですが、あまりにも厳しすぎる監視は反発を生む可能性があります。これからの世界はどういう方向へ進んでいくのでしょうか?

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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