Milk-V Duo 256Mは、SG2002を搭載したLinuxが動作するRISC-V評価ボードです。
Milk-V Duoはメモリーですが64MBが256MBに増量されています。
秋月電子通商で購入できたので、試してみました。
Milk-V Duo 256M
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g118375/
画像ではピンクの基盤になっていますが色は選択できないです。
公式サイト
Milk-V Duo 256Mの公式サイトは、milkv.io/ja/duo/overview です。
特徴
Milk-V Duo 256Mの主な特徴は次のとおりです。
- USB TypeCコネクターやmicroSDカードコネクター、カメラモジュールが接続できる
- IPI-CSIコネクターを搭載
- 100Mbpsの有線イーサネットに対応
- ArmとRisc-VのCPUを搭載
- Risc-VとArmとの切り替えは1クリックで行える.
- SDKでイメージを作りやすい環境が提供されている
形状
比較のためにMilk-V Duo 64M (左) Milk-V Duo 256M (中央) とRaspberry Pi Pico W(右)を並べています。
Milk-V Duo を起動する。
必要なもの
- Milk-V本体
- 1GBを超えるMicroSDカード
- Type-CのUSBケーブル
- 書き込みと接続を行うためのPCを用意(ここではWindows11を使用)
公式サイトからイメージファイルをダウンロードする。
OSのイメージファイルとMicroSDカードに書き込むツールをダウンロードします。
イメージファイルをダウンロードします。
https://milkv.io/docs/duo/resources/image-sdk
ダウンロードできたら、展開します。
イメージファイルを書き込む。
balenaEtcherを使ってイメージファイルをMicroSDカードに書き込みます。
balenaEtcherは
https://etcher.balena.io
から入手できます。
実行すると、インストールウィザードで簡単に導入できます。
左から、展開したイメージファイル、書き込みMicroSDカードを選択します。
確認できたら、右の「Flash」を実行すると書き込みが始まります。
書き込んだMicroSDカードをMILK-V Duoに装着します。
TyPe-CケーブルをPCとMILK-V Duoに接続して給電します。
成功していれば、しばらくするとMILK-V Duo上の青色LEDが点灯します。
コンソールにloginする。
Type-C のUSBケーブルは給電とリモートNDIS(RNDIS)をサポートしているので通信を行うことができます。
ディバイスマネージャーからRNDISドライバをインストールする。
Milk-V Duoを接続した状態でディバイスマネージャーを開きます。
RNDISがインストールされていないことを確認します。
右クリックでドライバーの更新を選択します。
「コンピュータをしてドライバーを検索(R)」を選択します。
「コンピュータ上の利用可能なドライバーの一覧から選択します(L )」を選択します。
「次へ」を選択して導入します。警告のダイアログがでるかもしれませんが無視します。
完了するとUSB RNDISアダプタが認識されています。
SSHでコンソールにloginする。
Milk-Vのデフォルトの設定です。
IPアドレス:192.168.42.1
rootのパスワード:milkv
フリーソフトのTeraTermで接続します。
SCPでファイル転送もできます。
SWAP領域を設定する。
64MBのMilk-VはSWAP領域を設定します。
次の 2 つのコマンドを実行してスワップを有効にします。
mkswap /dev/mmcblk0p3
swapon /dev/mmcblk0p3
次に、free -hコマンドを実行してスワップがアクティブかどうかを確認します (256M)
[root@milkv-duo]~# free -h
total used free shared buff/cache available
Mem: 28.8M 13.6M 9.1M 76.0K 6.1M 12.4M
Swap: 256.0M 0 256.0M
動作確認として、イメージファイルを書き込み正常に動作して、Shellのログインできるまでを試してみました。
以上