はじめに
@okoppe8さんの以下の記事にあるテンプレートをWinPythonで起動することに挑戦しました。結果としては起動することができたのでその手順をまとめます。
前提
- WinPythonで起動させるところまでが今回の記事のゴールです。
- 「公開サーバーにデプロイして公開」については考慮しません。あくまで個々人のローカル環境で起動させることが目的です。ご了承願います。
環境
- WinPython: Winpython64-3.9.10.0dot
そもそもWinPythonとは
私が以前投稿した記事が参考になるかと思います。
手順
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作業用のフォルダを任意の場所に作成します。
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WinPythonをダウンロードして、解凍したものを用意します。
https://sourceforge.net/projects/winpython/files/ -
2.の解凍してできたWinPythonのフォルダを作業用フォルダに移動させます。
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@okoppe8さんが作成されたテンプレートをZIPでダウンロードします。
https://github.com/okoppe8/instant-django -
4.でダウンロードしたZIPファイルを展開します。
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3.で展開が完了すると、「instant-django-master」というフォルダができます。更にそのフォルダの中に同名の「instant-django-master」フォルダができてます。この中にある方の「instant-django-master」フォルダを作業用フォルダに移動させます。
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作業用フォルダに解凍したWinPythonのフォルダがあるはずです。そのWinPythonのフォルダから「WinPython Command Prompt.exe」を実行してコマンドプロンプトを起動します。
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コマンドプロンプトに「cd 」(cdと半角スペース)と入力します。その後、作業用フォルダにあるはずの「instant-django-master」フォルダをドラッグしてコマンドプロンプトにドロップします。そこまでできたらEnterキーを押下します。
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コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力してEnterキーを押下します。起動に必要なもののインストールが始まるので、成功するまで待ちます。
pip install -r requirements.txt
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9.が成功したら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押下します。アプリに必要なデータベースのテーブルを作成されます。成功するまで待ちます。
python manage.py migrate
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10が成功したら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押下します。その後、管理アカウント用のユーザー名・メールアドレス・パスワードが求められます。それぞれ任意に入力します。
python manage.py createsuperuser
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ここまでくれば準備完了です。以下のコマンドを入力してEnterキーを押下します。
python manage.py runserver
以下の内容がコマンドプロンプトに出力されれば起動成功です。
System check identified no issues (0 silenced). June 24, 2023 - 19:17:28 Django version 2.1.2, using settings 'config.settings' Starting development server at http://127.0.0.1:8000/ Quit the server with CTRL-BREAK.
成功したら、ブラウザのアドレスバーに以下のURLを入力してアクセスします。起動できているとログイン画面が表示れます。
http://127.0.0.1:8000/
以降は元記事の2-4からと同様です。終了するときは「Ctrlキー+Breakキー」を押します。どこかわからない場合は「Ctrlキー+C」を何度か押してても終了します。
再び起動したい場合
手順の7.→8.→12. の手続きを踏めば再び実行できます。
終わりに
ファイルのダウンロード、フォルダの展開などの慣れた操作で環境構築・起動までできます。個人的にはすごく覚えやすいです!
以上です。
参考