結論
PowerAutomateでExcelの「表に行を追加」アクションを使って表を作った後は30秒程度の「
待ち時間」アクションを入れたほうが良さそうだと個人的に思いました。
実際に起きた問題
PowerAutomateで、「表に行を追加」アクションを使ってSharePointに配置しているExcelファイルにいくつか行を追加。その後、そのExcelファイルをメール添付で送信するというフローを作成していました。
そして、このフローをテストした結果、フローそのものはエラーが発生することなく完了しました。
ところが、添付されたエクセルファイルには追加されている行が想定よりも不足していました。
調査
以下のページに記載されている内容に今回の問題の原因だと思われるものがありました。
行の追加、行の更新、行の削除 などの操作によってコミットされた変更は、対応する 、Power Automate LogicApps または Power Apps のアクションからの応答が成功した直後に常に有効になるとは限りません。 基になるバックエンド サービスの制限により、最大 30 秒の遅延が予想されます。
調査を踏まえての対策
「表に行を追加」アクションで全ての行を追加しきった後に待ち時間のアクションを追加して遅延分を調整します。
今回は余裕をもって待ち時間を35秒にしました。
この対策を入れてフローの運用を行ったところ、今の時点では上記の問題は発生しておりません。
まとめ
記事に書いた問題から、「表に行を追加」アクションを使って表を作った後は30秒程度の「
待ち時間」アクションを入れたほうが良さそうだと個人的に思いました。
もし同じような問題に直面した方がいらっしゃれば、待ち時間を入れてみてもいいかもしれません。