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VisualStudioCodeのタスク設定を書かずに、タスク機能を使う

Last updated at Posted at 2019-12-01

知ってるようで知らないタスク機能を解説します。

Visual Studio Codeには、コマンドランチャーであるタスク機能が付属しています。
タスクの種類には2種類あります。

  • 環境から検出し、自動で作成されるタスク
  • .vscode/tasks.json に記述し、コマンドなどすべての情報を記述するタスク

この自動で検出するタスクについて、解説します。。

実際にコマンド『Tasks: Run Task』を実行すると、『configured tasks』と『detected tasks』に分かれていることがわかります。

Screenshot from 2019-11-24 11-11-05.png

『configured tasks』は.vscode/tasks.jsonで設定したタスクになり、『detected tasks』は拡張機能のタスクプロバイダーがプロジェクトディレクトリから検出したタスクになります。
各タスクの前に書かれている「npm」「tsc」が検出したタスクプロバイダーの名前になります。

このように、プロジェクトで既にGradleやGulpなど既存のタスクランナーを使用している場合、そのタスクランナーを自動で検出してくれる場合があります。
すでにGraleやGulpなど既存のタスクランナーを使っている場合、拡張機能のマーケットプレイスでタスクランナーの名前で検索すると、サポートする拡張機能が見つかります

ただし、自動検出したタスクでは以下の制約があります。

  • タスクの一部の設定を変更したい場合、通常のタスクとして.vscode/tasks.jsonに記述する必要がある。
  • デバッグの設定である.vscode/launch.jsonのpreLaunchTaskの設定を使って、デバッグの前の実行するタスクとして設定することはできない。
  • タスクの依存関係を設定できない。

デバッグの前に実行するタスクを設定したり、タスクの依存関係を設計する場合には、.vscode/tasks.jsonにタスクとして記述する必要があります。

このように、既存のタスクランナーを用いている場合には、VSCodeのタスクを作成せずにVSCodeからシームレスに実行できるため、この機能の利用はおすすめです。

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