久しぶりに記事を書きます。
今回は、前から気になっていたMicro Converter BiDirectional SDI/HDMI 3Gを購入したので、それについての話を書きたいと思います。
僕は、映像本職の人ではない一介の大学生なので、一部誤りがあるかもしれません。コメントで修正をいただけるとありがたいです。
この記事もどちらかというと、アマチュアなどで映像作品を展示したり、カメラでリアルタイムに何かをしたい人たち向けの記事になります。
本製品は以前から存在していたMicro Converter SDI to HDMI 3G及びMicro Converter HDMI to SDI 3Gのシリーズとして、2021年に発売された製品になります。
値段は65$、日本で買うと大体1万弱ぐらいのようです。
本職じゃない人向けざっくり解説
HDMI: いつも使うやつ
SDI: 長く引き回したい時に使うやつ
ガチガチの映像やさんでもなければ基本的にHDMIしか使わないと思うんですが、ちょっと舞台後ろからカメラで撮りたいとか、プロジェクターを客席から打ちたいってなった時に、SDIが必要になってきます。SDIであれば、3Gでも100mほど伸ばせるので相当大きなホールとかでもない限り大丈夫でしょう。
こういう時に、僕らのような知識がない人々はAmazonとかで売っているLANケーブルでHDMIを延長できるエクステンダー(5000〜10000程度)に手を出しがちですが、あまりこれらの製品はおすすめできないです。大抵トラブルのもとになるイメージしかありません。(接続順にとても気を使う必要があったり、相性問題が非常に起きやすい)
僕らのようなアマチュアだと、基本的にはHDMIをSDIにして長くケーブルを引いて、HDMIに戻すというような使い方になると思います。
客席のプロジェクターだったら、HDMIソースがPCでHDMIアウトプットがプロジェクターです。引きのカメラだったら、HDMIソースがカメラでHDMIアウトプットがキャプチャボードとかスイッチャーです。
使い方
これから出てくる図で、線が出てくるところの入出力は以下の図の通りです。
SDI/HDMIのコンバーターとして(ループアウトあり)
もちろん、今までのSDI→HDMI、HDMI→SDIとしての機能をこの1台で賄うことができます。さらに、HDMIのループアウトもつきます(HDMI→SDIではSDIが2本出ていた)。SDIももちろんループアウトが出ます。
SDI/HDMIのリピーター(延長)として
それぞれ引き伸ばせる最大の長さとしてHDMIは10m、SDIは現実的にHDで200、3Gで100m程度が目安かと思います。
それ以上伸ばしたい時にはリピーターが必要になりますが、本製品もSDIのリクロッカーやHDMIのフォーマッターが入っているのでリピーターとしての役割を果たすことができるということです。
SDI→HDMI、HDMI→SDIの同時使用
個人的にはこれができることにびっくりしたのですが、SDI→HDMIとHDMI→SDIを同時に1台で変換することができます。(世間的には当たり前なのかもしれない...)
これができると、遠くのカメラマンの映像を送るとともにマルチビューをカメラマンの手元に返してあげることなどが可能になりますね。
まとめ
貧民の我々アマチュアには、この機材は1台あるだけでかなり心強いと感じました。値段的にもものすごい高いわけでもないし、汎用性・耐用年数を考えても買って損はなさそうな製品かなと思います。
ただ、これらの製品は比較的レンタルが安いので、たくさん必要な時とかはレンタルするといいよと昔の自分だったら知りたかったので、ここに書いておきます。
にしてもこんだけの使い方があって1万弱ってのは安すぎる気がしますね。。。
Blackmagicさん流石すぎる...