はじめに
Flutterとはネイティブアプリを開発するためのフレームワークとして2018年にGoogleが発表しました。今回はFlutterでbuildしているときにエラーが発生したときにするべきことを書こうと思います。
最初に、、 【エラー状況を知る】
実際にどういうエラーなのかなどの詳細を知るためには以下のコマンドを入力してください。これでflutter runコマンド実行中の詳細ログを表示します。
$ flutter run --verbose
手段1 【flutter clean】
Flutter build errorが発生したときに一番最初にやるべきことはflutter cleanです。
$ flutter clean
30%のエラーはこの方法で解決します。手段2以降はこの方法でもうまくいかなかった人向けです。
手段2 【Pod関連を再インストール】
$ flutter clean
$ rm -Rf ios/Pods
$ rm -Rf ios/.symlinks
$ rm -Rf ios/Flutter/Flutter.framework
$ rm -Rf ios/Flutter/Flutter.podspec
$ rm ios/Podfile
手段3 【Flutterのバージョンを更新】
次はFlutterのバージョンを更新します。
$ flutter upgrade
$ flutter clean
手段4 【Pod update】
次はFlutterのバージョンを更新します。
$ pod update
$ flutter clean
手段5 【FlutterのChannelを変更】
次はFlutterのChannelを変更します。FlutterのChannelはmaster、beta、stableなどがありますが基本的にstableにしていた方がバグやエラーが少ないです。
# flutter channel
$ flutter channel stable
$ flutter clean
手段6 【Xcodeのキャッシュ削除】
Tip: Xcodeがフリーズする場合などに解決策として使われるコマンドのようです。
$ rm -rf ~/Library/Caches/com.apple.dt.Xcode
手段7 【DerivedData(中間生成ファイル)の削除】
DerivedDataとはXcodeで生成される中間生成ファイルが保存されるディレクトリの名前です。
$ rm -rf ~/Library/Developer/Xcode/DerivedData/
手段8 【Xcode Toolsによるキャッシュ削除】
DerivedDataとはXcodeで生成される中間生成ファイルが保存されるディレクトリの名前です。
$ xcrun --kill-cache
手段9 【シミュレータにインストールしたアプリ、設定を削除】
$ xcrun simctl erase all
手段10 【CocoaPodsのキャッシュ削除】
$ pod cache clean --all
手段11 【CocoaPodsを削除して再インストール】
$ pod deintegrate
$ pod install