全天球カメラ+PCで360liveするためのメモになります。全天球カメラ=equirectangular形式の映像がリアルタイムに出せるものを想定しています。(RICOH THETAとか、RICOH R Development Kitとか/宣伝です)
配信までのステップ
YouTubeへの360live
- https://www.youtube.com/my_live_events からイベント作る
- 詳細設定のところで「このライブストリーミングは360°です」のチェックを入れる
- RTMPサーバの情報とストリーミングキーをメモって配信機材にセットアップ
Facebookへの360live
- https://www.facebook.com/live/create からライブ作る
- RTMPサーバの情報とストリーミングキーをメモって配信機材にセットアップ
Periscopeへの360live
- https://www.periscope.tv/account/producer からソースを追加する
- ここで360の方を選ぶ
- RTMPサーバの情報とストリーミングキーをメモって配信機材にセットアップ
ポイント
各配信先の状況について
- 全体的に一番最初に360liveであることを指定する必要があるようです、途中から360にするとかのハイブリッドはなさそう。
- YouTubeが現状では一番高画質で長時間映像を送って大丈夫な場所です(RICOH R Development Kitの展示会会場からのライブでは8時間オーバーで配信できていました)
- Facebookは4時間までのようです> https://fb360video.files.wordpress.com/2017/03/live-360-getting-started-guide.pdf
- Periscopeは解像度が『Output Resolution: 1280 x 720 (higher resolution) or 960 x 540 (for best low latency)』で小さめです> https://help.pscp.tv/customer/en/portal/articles/2600293-what-is-periscope-producer
- 再生の環境なども各環境で様々です(XXブラウザはぐりぐり自由に視点を動かせるとか、アプリ使わないとただのequirectangular形式垂れ流しだとか)
- ちょいちょい変更されます。おかしくなったら最新版を確認しにいきましょう
RICOH THETAを利用した場合のポイント
- LiveShell XなどはHDMI出力時、THETA側にスティッチング処理がないので使えません(RICOH R Development Kitはカメラ内でスティッチングされるので利用できます)
- PCから360liveするにはまずスティッチング処理のために https://theta360.com/ja/support/download/ にある「ライブストリーミング用アプリ」のダウンロードが必要です。
- OBS( https://obsproject.com/ )などの配信アプリを利用してください
その他360ライブポイント
- 配信するときの解像度はMAX(カメラの最高)がおすすめです、映像の一部を集中する感じになるので解像度を落としてしまうとすごく汚くみえやすいです
- OBSなどの配信アプリでは隙間なくカメラ映像を送る必要があります(映像をマッピングするので左右の端同士をつなげるときに1pxでもずれているとつなぎ目がおかしくなります)
- (360liveに限りませんが)スマホで配信してるとすぐにパケットを使い切る可能性が高いです、お気をつけて…
- カメラは固定するか、あまり揺らさないような対策があると視聴者さんも酔いにくくなります!
- RTMPサーバへ送る設定については、カスタムのストリーミングサーバを選択してURLとキーを入れる方法がオススメです(環境ごとの設定を覚えるとか、最新のAPI変更があった時とか考えずにすむので)ちなみにOBSだとこんな感じ
- たくさん書きましたが、色々めんどーという方は自分が配信しようと思っている場所の対応機種となっているカメラを買うという手もあります。
ざっくりとしたメモですが、何かのお役に立てば