IBM i Access for Windows や Personal Communications で 「PCSWSは動作を停止しました」か IMEのオン/オフが効かない


2019/05/07 PCOMMにも修正が出ました。本文を修正しました。


2019/05/14 PCOMMのFix packの適用方法を記載しました。

IBM i Access for Windows (iAW) や Personal Communications (PCOMM) のエミュレーター操作で「PCSWSは動作を停止しました」の発生や IMEのオン/オフが効かない現象が報告されています。

下記は IBM i Access for Windows での停止例です。

iPCSWSは動作を停止しました



対象バージョン


IBM i Access for Windows 7.1 + SI68573

iAW 7.1 では最新のサービスパック SI68573 ( ftp://public.dhe.ibm.com/as400/products/clientaccess/win32/v7r1m0/servicepack/si68573/ ) で発生します。


Personal Communications 13.0.2

PCOMM 13では、最新の Mod Pack (以前の MR や CSD に相当) 13.0.2 で発生します。


Personal Communications 12.0.4.1

PCOMM 12 では、最新の Fix Pack 12.0.4.1 で発生します。

12.0.4.1 の前提になっている Mod Pack 12.0.4 では発生しません。


現象

上記のように「PCSWSは動作を停止しました」でクラッシュするケースやエミュレーター上で IMEのオン/オフが効かない状態になります。

必ず起きるのではなく、Windows のリブートで回復することもあるます。逆に一見正常に使えていても Windows をリブートすると発生するようになることもあります。

なおクラッシュ時の障害モジュールの名前がIME関連であることやIMEのオン/オフが効かない現象からも予測されますが、英語環境では発生しないようです。


解決方法


IBM i Access for Windows 7.1 + SI68573

SI68573 に対する追加修正モジュール (ftp://public.dhe.ibm.com/as400/products/clientaccess/win32/v7r1m0/servicepack/si68573_plus/) が用意されています。

そのうち SE70364 (ftp://public.dhe.ibm.com/as400/products/clientaccess/win32/v7r1m0/servicepack/si68573_plus/se70364/) が、今回の修正モジュールです。


PCOMM 13.0.2 / 12.0.4.1

下記のFix packに修正が含まれます。

IBM Personal Communications 13.0.2.1

https://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=ibm10882726

IBM Personal Communications 12.0.4.2

https://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=ibm10882732

差分更新のFix pack なので、13.0.2 / 12.0.4.1 (12.0.4 + FP1)が前提です。

なお、12.0.4.2 は一時的に入手できなくなっています。5/15 に利用可能になる予定です。(5/14更新、利用可能日が5/9から延長されていました)

https://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=ibm10883278


どのレベルにするか/修正内容の確認

障害の起こる最新レベルにして、さらに解決用の修正を提供するというポリシーもあるでしょう。

また、障害の起こる最新レベルにはしないというポリシーもあるでしょう。

何かどのどのレベルで直っているかを、判断の目安に使うことはできるでしょう。


IBM i Access for Windows 7.1 + SI68573

SI68573 の readmesp.txt (ftp://public.dhe.ibm.com/as400/products/clientaccess/win32/v7r1m0/servicepack/si68573/readmesp.txt) に、これまでのサービスパックでの修正履歴が記載されています。


PCOMM 13.0.2 / 12.0.4.1

Fix list for IBM Personal Communications に、これまでの修正履歴が記載されています。


PCOMM Fix packの適用方法

(2019/05/14 追加)

Fix pack を適用するには、unzip した Fix Pack 内の Update.bat をダブルクリックして実行してはだめです。

Update.bat の中身は下記しかありません。ダブルクリックしただけでは、UpdateOrRollback.exe が見つからずに、更新しないで終了します。

UpdateOrRollback.exe /u

管理者でコマンドプロンプトを開き、Update.bat や他のファイルがあるフォルダーに「cd」で移動して、Update.bat を実行してください

下記のように、実行されます。

C:\Users\user\Desktop\PCOMM-13.0.2.1-MLS-Fixpack\18April19_MMLS_18042019>UpdateOrRollback.exe /u

backing up file C:\Program Files (x86)\IBM\Personal Communications\aparlist.txt
backing up file C:\Program Files (x86)\IBM\Personal Communications\pcscc.dll
backing up file C:\Program Files (x86)\IBM\Personal Communications\PCSFT5.EXE

(中略)

copying file C:\Program Files (x86)\IBM\Personal Communications\Readme\slv\readme.html
copying file C:\Program Files (x86)\IBM\Personal Communications\Readme\sve\readme.html
copying file C:\Program Files (x86)\IBM\Personal Communications\Readme\tur\readme.html
Updation compeleted successfully. Press any key to exit.


PCOMM Fix pack を元に戻す時の注意

PCOMM 12.0.4.1 は、事前に 12.0.4 を導入しておき、差分だけをコピーするFix Packです。以前のPCOMMがアンインストールされているわけではなく、12.0.4 にロールバックする方法が用意されています。

12.0.4.1 にするには、unzip した Fix Pack 内の Update.bat を実行しました。

12.0.4 に戻すのに、同じ場所にある Rollback.bat を実行したいのが人情ですが、これではロールバックできません。


ロールバックには PCOMM 導入先の Rollback.bat を実行

Update.bat は PCOMM 導入先(c:\Program Files (x86)\IBM\Personal Communications)に「backup_12.0.4.0_1」のように、backup で始まるフォルダーを作り、置き換え前のファイルをバックアップします。

一緒に Rollback.bat もコピーします。

12.0.4 にロールバックするには、こちらのPCOMM 導入先の backup で始まるフォルダー内の Rollback.bat を実行します。UNZIPしたFixpack 内の Rollback.bat を実行しても意味はありません。