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python入門(1)~出力の基本~

Last updated at Posted at 2019-02-07

プログラムの作成

プログラム

プログラム(program)は、目的を達成するために行う処理を事前に書いたものです(pro-:先に/前に/予め、gram:文)事前に書いたプログラムを実行することで目的を達成します。

式と文

値を作り出す処理を「式」といい、条件分岐(if)や繰り返し処理(for/while)や変数代入などの実行制御処理を「文」といいます。C言語やJava言語では文末に「;」を書きますが、Pythonでは文末に「;」を書きません。1行内に複数の文を「;」で区切って並べて書くこともできますが、並べて書けない文もあります。

値(データ、オブジェクト)

数値

123や3.14などの整数データや浮動小数点データを扱うことができます。また、1.23j のような虚数データを扱うこともできます。

文字列

'」または「"」で囲んだものを文字列データとして扱います.「'''」または「"""」で囲んだものも文字列データとして扱います。こちらは改行を含めて複数行に渡った文字列を書くことができます。

値の表示/出力

値を表示/出力するにはprint関数を使います.print関数の引数(括弧内)に表示する値を書きます。print関数では、最後に改行が出力されます。最後の改行を出力しないようにしたり、別の文字に変更することもできます。

helloWorld.py
print('Hello')
print('World!')
実行結果
Hello
World!

値をカンマで区切って並べると、値の間に半角スペースが入って表示されます。半角スペースを入れないようにしたり、別の区切り文字に変更することもできます。

helloWorld2.py
print('Hello', 'World!')
実行結果
Hello World!

変数とコメント

式で作り出した値を再利用するために名前を付けて残しておく(記憶しておく)ことができます。値に名前を付けることを「値を変数に代入する」といい、記憶しておく名前のことを「変数名」といいます。変数名の大文字と小文字は区別されます.また,処理の説明などをコメントとして書き残しておくこともでき、下記のように#を付けてコメントを書きます。行末までがコメントになります。

var.py
a = 5
b = 7
#a = 5; b = 7
print(a, b)
a = b
print(a)
実行結果
5 7
7

pythonでは使用する変数をあらかじめ宣言しておく必要がなく、必要になった時点で変数に代入することができます。なお、変数に記憶する値の型(数値型や文字列型など)を制限することはできず、違う型の値を変数に再代入することができます。

文字列とtype()関数

type関数とはカッコ内の型名を調べるために使う関数です.

ty.py
a = 'python'
print(a)
print(type(a))
b = "楽しく'python'を学ぼう!"
print(b)
c = '''Hello
World'''
print(c)
実行結果
python
<class 'str'>
楽しく'python'を学ぼう!
Hello
World

type()関数とはカッコ内の型名を調べるために使う関数です.また,変数内で「"」を表示する場合は「'」で,「'」を表示する場合は「"」で囲みます.さらに,改行のある文字列を代入する時は「'」または「"」を三つ続けて文字列を囲みます.

エスケープシーケンス

エスケープシーケンス 働き
\n 改行
\t タブ
\r キャリッジリターン
\" 「"」を表示
\' 「'」を表示
\\ 「\」を表示

タブとはカーソルや文字の位置を特定の間隔の桁位置(標準では8文字間隔)に移動するための制御文字です。
また,キャリッジリターンを表示するとカーソルが行頭に移動します。

文字列の連結

文字列は演算子を使ってつなぐことが出来ます.

str.py
print('Hello' 'World')
print('hello' + 'world')
a = 'Hello!'
b = 'Python'
c = a + b
d = a * 3
print(c)
print(d)
実行結果
HelloWorld
helloworld
Hello!Python
Hello!Hello!Hello!

文字列の連結には「+」や「*」を利用することができる.しかし,print(a b)という書き方はできません.

文字列内の文字の参照

[]を使うと文字列内の任意の文字を取り出せます.

str2.py
a = 'python'
print(a[1])
print(a[-2])
実行結果
y
o

インデックス番号は下記のようになります.

0 1 2 3 4 5
p y t h o n
-6 -5 -4 -3 -2 -1

str()とint()

str()関数とは数値を強制的に数字に変えるもので,int()関数は逆に数字を強制的に数値に変えるものです.

num.py
a = 2; b = 3; c = '4'; d = '5'
print(a + b)
print(str(a) + str(b))
print(c + d)
print(int(c) + int(d))
5
23
45
9

出力する際の変数の型がint型なら計算され,String型なら数字がそのまま表示されます.

最後に

自分のペースでpythonを学んでいきましょう.

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