#ループ
ループとは繰り返し処理のことで,条件が成り立っている間処理を実行し続けます.ループ文でもインデントは必要です.
##for文
繰り返す回数や範囲が分かっている場合はfor文を使います.for文にelseを追加すると繰り返しが終了した後に実行される処理を指定できます.
###for文 (リスト)
num = ['零', '壱', '弐', '参', '肆', '伍', '陸', '漆']
for nums in num:
print(nums, end = ' ')
else:
print()
零 壱 弐 参 肆 伍 陸 漆
###for文 (辞書)
辞書のキーや値を,for文で取り出すことができます.
num = {'零':'0', '壱':'1', '弐':'2', '参':'3', '肆':'4'}
for keys in num:
print(keys, end = '')
else:
print()
for val in num.values():
print(val, end = ' ')
else:
print()
for item in num.items():
print(item, end = ' ')
else:
print()
参 弐 肆 壱 零
3 2 4 1 0
('参', '3')('弐', '2')('肆', '4')('壱', '1')('零', '0')
##range()
range()を使うとc言語やjavaでいう通常のfor文のように扱うことができる.
####range(開始値, 終端値, 増加分)
for a in range(10):
print(a, end = ' ')
else:
print()
for a in range(17, 5, -2):
print(a, end = ' ')
else:
print()
li = list(range(4, 20, 3)) #range()を使ったリストの作成
print(li)
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
17 15 13 11 9 7
[4, 7, 10, 13, 16, 19]
##while文
while文は条件が成り立っている間だけ実行する制御文です.繰り替える回数がわからないときに使います.
a = 0
while a < 5:
print(a, end = ' ')
a += 1
else:
print('finish')
0 1 2 3 4 finish
while文でもfor文と同じようにelseが使えます.また,「a += 1」nなどのようにaの変化を書かないと無限ループになってしまいます.ループになってしまった場合は「Ctrl+c」を押したら実行の停止ができます.
##ループの中断
プログラム自体を終わらせたい時はquit()を使います.
###break
break文はfor文やwhile文などの繰り返しを中断するときに使います.break文を使うと一番近いブロックの終わりに飛ぶことができます.
for a in range(0, 20, 3):
if a < 15:
print(a, end = ' ')
else:
break
0 3 6 9 12
###continue
continue文で繰り返しのその回だけを中断します.
for a in range(0, 20, 3):
if (a < 5) or (a > 17):
print(a, end = ' ')
else:
continue
0 3 18
##最後に
ループ文は多くのプログラムで使われています.しっかり学んでいきましょう.