スライス
スライスとはシーケンスの操作ができる機能です.シーケンスとは複数の要素をまとめて扱える型のことです.pythonのシーケンスには「文字列」,「リスト」,「タプル」などがあります.
スライスは[始めの位置: 終わりの位置: 増加分]というように書くことができます.
また,添字より大きい数字になってもエラーになりません.
文字列に対するスライス
slice.py
a = '123456789'
print(a[2: 4]) #添字の2つ目から4つ目の手前まで
print(a[: 5]) #添字の最初(0)から5つ目の手前まで
print(a[5:]) #添字の5つ目から最後まで
print(a[-2]) #文字列の後ろから2つ目
print(a[:: -1]) #添字全体を後ろから表示
print(a[2: 7: 2]) #添字の2つ目から7つ目の手前まで1つ飛ばしで
実行結果
34
12345
6789
8
987654321
357
リストに対するスライス
slice2.py
a = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
print(a[2: 7]) #添字の2つ目から7つ目の手前まで
print(a[: 8]) #添字の最初(0)から8つ目の手前まで
print(a[8:]) #添字の8つ目から最後まで
print(a[:]) #全てを表示
print(a[8: 2: -3]) #添字の8つ目から2つ目の手前まで2つ飛ばしで
print(a[2: 7: 2]) #添字の2つ目から7つ目の手前まで1つ飛ばしで
実行結果
[3, 4, 5, 6, 7]
[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8]
[9]
[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
[9, 6]
[3, 5, 7]
最後に
スライスを扱うことによってできることが増えます.スライスを利用してたくさんプログラムを組みましょう.