はじめに
2021年11月にMicrosort社の提供するクラウドAzureに関する試験、「AZ-104」を受験し合格しました。
この記事ではAZ-104を合格するための勉強法について紹介します。
AZ-104とは
Azure管理者向けの資格でAzureの基本的な概念の知識が必要です。
Azure試験の中では中級レベル(Associate)の試験となりますので、クラウドが未経験者の方は「Fundamentals」といわれるAZ-900から受験することをお勧めします。
AZ-900の詳細は下記Microsoftの公式サイトをご確認ください。
試験 AZ-900
試験範囲
Azure の主要なインフラストラクチャーのサービスの基本概念、デプロイ、管理、監視について出題されます。
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Azure ID およびガバナンスの管理(15~20%)
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ストレージの実装と管理(15~20%)
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Azure コンピューティング リソースのデプロイと管理(20~25%)
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仮想ネットワークの構成と管理(25~30%)
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Azure リソースの監視とバックアップ(10~15%)
学習開始時点での知識
AZ-900の資格は取得済みでAzureに関する業務を4年ほど経験があります。
設計構築や知識があるものは以下の通りです。
Azureセキュリティ
- Azure Active Directory
- Azure VPN
- Azure Application Gateway
Azureネットワークサービス
- Azure Virtual Network
- Azure Network Security Group
- Azure ExpressRoute
- Azure Bastion
- Azure Load Balancer
- Azure Traffic Manager
- Network Watcher
Azureコンピューティング
- Azure Virtual Machines
- Virtual Machine Scale Set
Azureストレージ
- Azure Backup
- Azure Files
- Azure Blob Storage
- Storage Account
学習期間
過去にAz-103を学習していたこともあり、Az-104は約1ヵ月となります。
Az-103の学習期間は約3ヵ月(休日のみ)ですが、参考書は購入せずひたすら英語の過去問を解いていました。
その結果、650点で不合格になっています。
学習方法
私の場合、仕事上でAzure Portalを操作していることもあり基本的な操作の知識はありましたので、
主に参考書(Microsoft認定試験AZ-104:Microsoft Azure Administratorテキスト)やMicrosoft Learnを利用して学習を行いました。
学習の流れ
参考書を読み章末問題を解き間違えた部分は参考書を読み返しやMicrosoft Learnを利用し理解を深めていきました。
参考書に記載されているポイントを押さえておくと、理解が早いと思います。
試験一週間前に参考書の演習問題を解き、理解が浅い部分を何度も復習しました。
私は参考書を5回読み返し、演習問題は3回解きました。
また、演習問題を解く際に答えだけを選ばず「このサービスはこういう内容だから違う」という理解をしながら解くことを意識していました。
本試験ではAzure Portal画面の操作問題も出題される可能性があるため、Azure Portal画面の操作方法の学習をすることをお勧めします。
感想
業務上でAzureに携わっていても細かい内容まで理解できていませんでしたが、資格勉強をすることでより理解を深めることができました。
また、Webアプリの作成やソリューションの開発/実装の経験はありませんがAzureの知識を増やすために次回はAz-204に挑戦したいと考えていいます。
※最近英語版で受験できるようになったAz-305にも興味があるので、日本語版が対応したら視野に入れたいと思います。