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ChromeのWebGLのコンテキスト数の上限を変更する

Last updated at Posted at 2023-07-05

概要

Chromeで16を超えるWebGLコンテキストを同時に描画するためのTipsです

結論

Chromeの起動オプションにmax-active-webgl-contextsを指定するとWebGLの描画コンテキストの上限を変更することができます。

コマンドライン実行の例

以下の例は、コマンドラインでWebGLコンテキストの上限を32にする例です。

open -a /Applications/Google\ Chrome.app --args --max-active-webgl-contexts=32

GUIで実行する

以下のサイトを参考にしながら、上記の処理をGUIから実行する方法をまとめました。

Windowsの場合

Windowsの場合は、新規にChromeの起動ショートカットを作成し、そのリンク先の中に起動オプションを書くことでGUI実行できます。

macOSの場合

macOSの場合は、Automatorでアプリケーションを作成し、シェル実行に前述のコマンドを登録し、ショートカットを作成することで、GUI実行ができるようになります。

経緯

Chromeで16を超えるWebGLコンテキストを同時に描画しようと試みたところ、WARNING: Too many active WebGL contexts. Oldest context will be lost. という警告が出力され、古いWebGLコンテキストがら削除されてしまいました。

WebGLで画像を表示する際の注意点(WebGLコンテキストの最大数)

上記のサイトによると、Chromium系のブラウザ(Chromium, Chrome, Edge, etc...)のWebGLコンテキストの最大数は16に制限されており、対処方法がないかの調査に至りました。

まとめ

Chromeにmax-active-webgl-contextsをつけることで、WebGLコンテキストの上限を変更することができました。しかしながら、この手法は自身がコントロールできる環境でしか実行できないため、公開サービスとして活用する場合はWebGLの描画を制御する処理が必要となります。

参考

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