■AWSとは
・Amazon Web Servicesの略
・様々なクラウドコンピューティングサービス(90種類以上)を提供
・ネット通販のAmazonの子会社がAWSを提供
・AWSはもともと本家Amazonのインフラを支えるために作られた
(世界中からのアクセスに耐えるため)
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ここまで発展した良いサービスなら商売できそう
→2006年7月に他社へのサービスとして公開
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>>できた<<
■クラウドについて
広義の意味ではサーバを借りること自体を「クラウド」ととらえる見方もありますが、
AWSが属するパブリッククラウドはその中でもかなり限定的です。
サーバを買うと「オンプレミス」
一台の一部だけ借りると「共用サーバ」:サーバの一部を間借り
一台まるごと借りると「(レンタル)専用サーバ」:物理的なサーバを一台専有
一台まるごと借りて仮想化すると「VPS」
※仮想化:一台の物理サーバを借りて、その中を仮想的に複数のサーバに見せかける
その点、台数の概念がないのが「パブリッククラウド」
お金を出している限りは自由に増やしたり減らしたりできます。
■パブリッククラウドについて
AWSはクラウドコンピューティングサービス(パブリッククラウド)の提供を行っています。
クラウドコンピューティングサービスは大別すると3種類に分けられます。
・Saas:gmail、google Drive、SalesForceなど
・Paas:Google App Engine、App Cloudなど
・Iaas:GoogleのGCP(Google Compute Engine)、MicrosoftのAzureなど
AWSはIaasのEC2というサービスを軸に成長してきたので、
Iaasのイメージが強いのですが、実は90種類以上のサービスの中にはPaasやSaasの
領域のものも含まれていたりします。
■構成図サンプル
超シンプルなWeb三層構造をAWSで作るとこうなります。
EC2:Webサーバ/APサーバ:Apache、Tomcat
RDS:DBサーバ:MySQLやOracle
一つのVPCを作成し、二つのアベイラビリティゾーンを中心にリソースを作成します。
※図のRegionはアベイラビリティゾーンの間違いです、すみません…
また、ELBとEC2冗長化で負荷分散・NatGateway・セキュリティグループを設置することでセキュリティ対策をはかっています。
ちなみに端っこにあるバケツはストレージのS3です。ログや静的コンテンツ、Sorry画面を格納できます。
■他のサービスとの組み合わせ
Ansible・JenkinsでEC2・RDSのMW・SW設定も可能です。
Ansibleは標準でAWSのモジュールが入っているので、直接リソースの設定ができます。
さらにJenkinsでは、Ansibleのコマンドやシェルを内蔵させたジョブを作り、
場合によってはGUI上からボタン一個で資材がリリース可能になったりするなど、
他のサービスと組み合わせることで構築速度はガンガンあげることができます。
■最後に
最初はとっつきにくくても便利なので、気軽にアカウント作ってAWS触ってみてください!
一年間は無料枠がありますので!