QiitaとGoogle Analytics
Qiitaは、IDを埋め込むことで自分のGoogle Analyticsでのアクセス分析ができます。
Qiitaの素晴らしいところですが、中の人がエンジニア心がわかっていて、細かいところまでの気配りがあります。
その1つが、Google Analyticsです。ダッシュボードで適当なおざなりなグラフや数値が見られるようなサービスではなく、Google AnalyticsのIDを埋め込めて自由にできるのです。
自分のGoogle Analyticsを見直してみる、ついでに、さらしてみる
せっかくQiitaに記事の投稿しているのですから、なるべくみんなに見てもらいたい気もします。
せっかくなら「いいね」も欲しいです。
ということで、ちょっとだけGoogle Analytics(以降 GA と略します)で自己分析してみます。
人のGAを見る機会なんてなかなかないでしょうし、何かのお役に立てばとも思ったのもありますので、結果を晒してみたいと思います。
では、いってみましょう。
分析のアプローチ
今回は、なんとなく眺めるだけなのでデータ分析で言うところの「探索型アプローチ」で行います。
本来仕事でやるアクセス分析なら、仮説をたててからデータ収集を行うのですが、今回は仮説の無い状態でデータを眺めます。
そこからなんとなく気付きがあって、仮説がみえてきたら、さらにデータを深堀する、というアプローチです。
さっそくデータを眺める
過去30日間でみてみましょう。
ドンッ!
こんな感じ。 恥ずかしいですね。。 多いですか?少ないですか?
まあ、数値の絶対数は無視しましょう。
なんとなく気付き。
- 山が1週間ごとにある。土日がへこんでいる、3日へこんでるところは3連休、わかりやすい
- 意外とReturning Vsitor(何回か来てくれる人)が多い
基本的には技術的な内容で、つまりは仕事の記事なので、平日が多いのは当たり前ですかね。
あと、Returning Visitorが思いのほか多いですが、わたしの記事が1つのテーマで複数連載になっているからかもしれません。
今なんとなくいっしょくたに見てますが、わたしは複数の記事を投稿してますので、分けてみた方がよさそうです。
記事毎にわけてみてみる
GAのセグメントで分けてみます。 私の投稿の中で比較的「いいね」をもらっているモノと評判を聞くもの3つを見てみます。
どうでしょう。
- Vue-cli解説の投稿は「いいね」数も多い投稿なのですが、比例してPV数も多いです
- Vue-routerの投稿は「いいね」もPV数もそれほど多くないですが、山谷の傾向がVue-cliと同じなのが興味深いです
- アジャイルとは何かの投稿は、「いいね」はぜんぜんない(悲しい)のですが、PV数は、Vue-routerを超えてます
- アジャイルとは何かの投稿は、土日のへこみがすごい。 Vue系はそんなにへこんでいないので、ユーザ層に差がありそう
- Vue系はReturning Visitorが多いのは仮説通り。 Vue-cli見る人はVue-routerも興味あるでしょう。アジャイルは1回の人が多い。
他にも色々気づきはありますが、いったんはこんなところで。
他の視点から分析してみます。
年齢分布による分析
Google推測での年齢分布です。
すこし注意しなければいけないのは、縦軸がグラフごとにかわっているところですが。
- Vue系は、25~34が際立っている。ほぼ同じ形で、同じセグメントが見ている。
- アジャイルは、全体的にもう少し年齢層が高い
- 男女比も微妙に違う
Vue系に興味があるのはテック好きなワカモノで、アジャイルとかになると管理系になるのか少し年齢層が高くなるのは感覚的にもしっくりきます。
「アジャイルとは何かの投稿は、「いいね」はぜんぜんない(悲しい)のですが、PV数は、Vue-routerを超えてます」
これに関しては、
- 単に、アジャイルとは何か、の記事が内容が良くない
- 年齢層が高い or 管理系のセグメントはQiitaで「いいね」クリックをする文化がない
という仮説が立てられますが、その検証のためにはQiita全体での年齢層と「いいね」クリックの分析が必要になるので諦めます。
記事の内容が良くない、という結果が出ても悲しいですし。。
集客に関する分析
長くなってきたのでこれでおわりにしますが、最後に集客、つまり、流入元の分析をしてみます。
Qiitaのトレンド的なものやTwitterなどからの流入が多いのかと思っていたら、まったく予想を外れてGoogleからのオーガニック検索=つまり普通の検索からの流入がダントツでした。
QiitaはSEOが強いという話もありますが、記事の書き方を少し工夫すればSEOでぜんぜんいけるのですね。
まとめ
とくに、仮説検証ができるわけでもなく、とりとめもなく晒してみました。
個人的な、気づき、まとめ、としては。
- 「いいね」がなくても見られている記事はちゃんとみられているので、「いいね」が少なくても泣かない
- Qiitaのトレンドとかにのらなくても、書くべき内容さえきちんと書いて入ればオーガニック検索で読まれている
- 内容によって読まれている年齢層などが変わってくるので、文体や表現もきっと工夫した方がより言いたいことが伝わる
Qiitaに記事を投稿しているのは完全にボランティア活動なので、PV数が多ければいいというものでもないのですが、せっかく書いた内容が少しでも多くの人に役立って欲しいので、たまには自己分析して継続的な改善していきたいと思いました。
まる