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AIエンジニアへの道:データ操作からAIをマスターする30日間ロードマップ - 14日目

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14日目:【週のまとめ】機械学習からディープラーニングへのステップアップ

皆さん、こんにちは!AI学習ロードマップ、早くも14日目を迎え、2週目が終了しました。この一週間は、AIモデルの核心部分、つまり「データから何を学習し、どう予測するか」という部分に深く踏み込みましたね。

今日は、新たな学習を進めるのではなく、これまでの2週間の学習全体、特にこの一週間で学んだ内容を一緒に振り返り、知識を整理・定着させるための「まとめ」の日としましょう。


1. 2週目の学び:AIモデルの基礎から応用まで

8日目:回帰・分類タスクのためのデータ準備!線形モデルとロジスティック回帰

  • 機械学習の最も基本的な2つのタスクである回帰(連続値予測)と分類(カテゴリ予測)を学びました。
  • それぞれのタスクの最も基本的なモデルである線形回帰ロジスティック回帰の原理、そしてscikit-learnを使った実装方法を習得しました。これらのモデルが、より複雑なモデルの基礎となることを理解しましたね。

9日目:画像認識の扉を開く!CNN(畳み込みニューラルネットワーク)入門

  • ディープラーニングの強力な応用分野である画像認識の世界に足を踏み入れました。
  • 画像データ特有の課題と、それを解決するための**CNN(畳み込みニューラルネットワーク)**の基本的な構造(畳み込み層、プーリング層、全結合層)を学びました。特に、畳み込み演算による特徴抽出の仕組みが、画像認識の性能向上に不可欠であることを理解しました。

10日目:データの特徴を可視化する!次元削減(PCA, t-SNE)の活用

  • 高次元データを理解し、可視化するための強力な手法である次元削減を学びました。
  • 線形次元削減の代表であるPCA(主成分分析)と、非線形な構造を可視化するのに優れたt-SNEの原理、使い分け、そしてscikit-learnを使った実装方法を習得しました。データ探索とモデル解釈におけるこれらのツールの重要性を理解しましたね。

11日目:非構造化データを扱う!テキストデータの前処理と数値化

  • 非構造化データであるテキストデータをAIモデルが扱える形に変換するためのプロセスを学びました。
  • クリーニング(小文字化、記号除去など)、トークン化ストップワード除去ステミング/レンマ化といった前処理テクニックを習得しました。
  • さらに、BoW、TF-IDF、Word Embeddingといった、テキストを数値化する様々な手法の概念と実装例を学び、自然言語処理の基礎を築きました。

12日目:画像データの前処理!リサイズ、正規化、データ拡張

  • CNNで画像を扱う上で不可欠な画像データの前処理に特化して学びました。
  • 画像のリサイズピクセル値の正規化の重要性を理解しました。
  • 限られたデータからモデルの汎化能力を高めるための強力なテクニックである**データ拡張(Data Augmentation)**の多様な手法と、KerasのImageDataGeneratorを使った実装方法を習得しました。

13日目:時系列データの扱い方!特徴量作成とモデルへの適用

  • 時間的な順序を持つ時系列データの特性と、そのためのデータ処理方法を学びました。
  • タイムスタンプからの特徴量生成ラグ特徴量移動平均といった時系列データ特有の特徴量エンジニアリングの手法を習得しました。
  • 時系列データの時間順分割の重要性と、時系列予測に利用されるモデル(統計モデル、機械学習モデル、ディープラーニングモデル)の概要を理解しました。

2. ここまでの学びの統合と気づき

この2週間で、皆さんはAIプロジェクトの主要なフェーズである「データ準備」「モデル選択」「モデル学習」「モデル評価のためのデータ分割」について、基本的な知識とスキルを身につけました。

  • データ型の多様性とその対応: 数値、カテゴリ、画像、テキスト、時系列と、様々なデータ型に対応できる前処理・特徴量エンジニアリングの引き出しが増えました。
  • モデル選択の指針: 回帰と分類という基本的なタスク、そして線形モデル、CNNといった具体的なモデルの特性を理解することで、課題に応じたモデル選択の第一歩を踏み出せました。
  • 深層学習への橋渡し: CNNを通じて、ニューラルネットワークがどのようにして複雑なパターンを学習するのか、その片鱗に触れることができました。
  • 汎化能力の追求: データ分割、データ拡張、そして(後で学ぶ過学習対策全般が)いかにモデルが未知のデータに対してうまく機能するか、その汎化能力を高めるために重要であるかを感じ取れたことでしょう。

もしかしたら、学習スピードに少し戸惑いを感じている方もいるかもしれません。しかし、重要なのは、すべてを完璧に暗記することではなく、各概念が何を解決しようとしているのか、どのような時に使うのか、そしてどこにそのためのツール(ライブラリの関数など)があるのかを理解することです。

もし、この一週間で特に難しかったと感じるテーマがあれば、ぜひ今日、その日の記事を読み返し、関連するコードを実際に動かして、手を動かしながら理解を深めてみてください。


3. 次のステップへ:AIの応用と発展

これまでの2週間で、皆さんはAI学習の強固な基盤を築きました。来週からは、この基盤の上にさらに高度な概念や、より実践的な応用モデルを積み上げていきます。

  • 3週目:教師なし学習と推薦システム
    • クラスタリング(K-Meansなど)によるデータからのパターン発見
    • 推薦システムの原理と実装
    • 強化学習の概念入門
    • AI倫理と公平性

来週は、データ自体が持つ隠れた構造を発見する「教師なし学習」や、ビジネスで非常に重要な「推薦システム」といった、より応用に焦点を当てたテーマに挑戦します。そして、AI開発における重要な側面である「倫理」についても考える時間を持つ予定です。

この2週間、本当によく頑張りました!AIの世界は広大ですが、一歩ずつ着実に進んでいます。自信を持って、来週の学習も楽しんでいきましょう!

それでは、また明日!


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