はじめに
Autonomous Databaseには、クライアントPC上のExcel(エクセル)から直接Autonomous Databaseにアクセスするためのアドイン(Oracle Autonomous Database Add-in for Excel)が用意されています。
今回はWindows版のExcelにこのアドインをインストールして、Excelから直接Autonomous Databaseにアクセスしてみました。
Mac版の手順はこちら。
1. Autonomous DatabaseのExcel Add-inのダウンロード
OCIコンソールでAutonomous Databaseの詳細画面に移動し、「データベース・アクション」にアクセスします。
データベース・アクションの起動パッドが表示されます。
画面右側の「スタート・ガイド」内の「Excel用アドインのダウンロード」をクリックします。
「oracleplugin.zip」というファイルがダウンロードされます。
2. Excel Add-inのインストール
ダウンロードした「oracleplugin.zip」を選択し、右クリックで「すべて展開」を選択して解凍します。
「install(.cmd)」を選択し、右クリックで「管理者として実行」を選択して実行します。
「WindowsによってPCが保護されました」と表示されたら、「詳細情報」をクリックします。
「実行」をクリックします。
コマンドプロンプトが起動し、アドインのインストールが始まります。
インストールが完了すると、「続行するには何かキーを押してください」と表示されるので、キーを押して終了します。
3. Excel Add-inの有効化
Excelを起動します。
上部メニューの「挿入」をクリックします。
「個人用アドイン」をクリックし、「すべて表示」を選択します。
「共有フォルダー」をクリックします。
「Oracle Autonomous Database」を選択して、「追加」をクリックします。
メニューに「Autonomous Database」が追加されます。
4. Excel Add-inの利用
上部メニューの「Autonomous Database」をクリックします。
「サインイン」をクリックします。
サインインのウインドウが表示されるので、Autonomous Databaseのユーザ名、パスワードを入力して「サインイン」をクリックします。
サインインに成功すると、以下のよう「正常にサインインしました」と表示されます。
「ネイティブSQL」をクリックします。
ウインドウの右側にネイティブSQLのペインが表示されます。
「問合せの記述」をクリックします。
「問合せの記述」の入力欄が表示されるので、入力欄にSQLを入力し、右下の「実行」をクリックします。
Autonomous Databaaseに対して問合せが実行され、その実行結果がワークシートに表示されました。
まとめ
Autonomous DatabaseのExcel Add-inを使用して、ExcelからAutonomous Databaseに直接アクセスしてデータを参照できることが確認できました。
なお、MacのExcelにアドインをインストールする方法は、こちらのマニュアルに記載があります。
Install the Oracle Autonomous Database add-in on Mac
参考資料
・Oracle Autonomous Database Add-in for Excel
・Install the Oracle Autonomous Database add-in on Windows
・Using the Excel Add-in to Query Autonomous Database