はじめに
A君:「Chromeを立ち上げたら、最初からフルスクリーンになっててほしいんだよね」
B先輩:「Macの“ショートカット”アプリ使えば、Dockからワンクリックでできるよ」
A君:「え、そんなことできるの!?」
B先輩:「しかもアイコンも変えられるから見た目も楽しいぞ」
この記事では、Macの「ショートカット」アプリを使って、Google Chromeをフルスクリーン起動できるランチャーを作ります。
クリック一発でChromeが全画面モードで立ち上がります。権限設定も不要です。
手順
1. ショートカットアプリを開く
A君:「ショートカットってiPhoneのアプリの仲間?」
B先輩:「そうそう。macOSにも最初から入ってるよ」
- Macでショートカットアプリを起動
- 右上の 「+」 ボタンで新規ショートカットを作成
2. シェルスクリプトを追加
A君:「どうやってフルスクリーンで開くの?」
B先輩:「Chromeに“起動フラグ”を渡すだけ。キーボード自動操作じゃないから安全だよ」
- 右上の検索欄に 「シェル」 と入力
- 「シェルスクリプトを実行」 を右側のワークスペースにドラッグ
- 下記コードを貼り付け
osascript -e 'tell application "Google Chrome" to if it is running then quit'
sleep 0.7
open -a "Google Chrome" --args --start-fullscreen
- 1行目:もしChromeが起動してたら終了(フルスクリーンが効かないのを防ぐ)
- 2行目:終了待ち(0.7秒)
- 3行目:
--start-fullscreen
でフルスクリーン起動
3. 名前とアイコンを設定
A君:「Dockに置いたときに見分けやすくしたいな」
B先輩:「じゃあ“web”シンボルで色をChromeっぽくしよう」
- 上部のショートカット名を入力(例:Chromeフルスクリーン起動)
- 左の丸いアイコンをクリック → シンボル検索で「web」を選択
- 色は赤系(#DB4437っぽい色)にするとChrome感アップ
4. Dockに追加
A君:「これをDockからワンクリックで使いたい」
B先輩:「右クリックで一発だよ」
- ショートカット一覧で該当ショートカットを右クリック
- 「Dockに追加」 を選択
- Dockに表示されたら準備完了
動作確認
- Dockのアイコンをクリック
- Chromeが起動し、全画面モードで表示されれば成功!
まとめ
A君:「これ、VivaldiやEdgeでもできる?」
B先輩:「できる。Google Chrome
の部分をブラウザ名に変えるだけ」
A君:「じゃあブラウザごとにDockアイコン揃えておこう」
- ポイント:キーストローク送信じゃないのでアクセシビリティ権限不要
- カスタム:ブランドカラー+webシンボルでDockも見やすくなる