導入
あなたは、Minecraftというゲームをご存じでしょうか。まぁ、あんな神ゲーをご存じない方、そうそういらっしゃらないかと思います。
そんなMinecraftの統合版のアドオンの一種には"Gametest Framework"というものがあります。Javascriptで記述し、プレイヤーのアイテム使用検知や攻撃検知、鯖参加検知、Form表示などが可能です。ただ、そもそもGametestについての記事もあまり多くはないですし、「なんかよくわからないけどおもしろそうだからやってみたい!」的な方向けの記事ってあまりないなぁと思い、この記事をしています。
ということでこの記事では、Gametestをするうえで必要な知識と、それらを得るためにいいサイトや本などを記していこうかと思います。
必要な知識
1. Javascript
必要な知識1つ目は、プログラミング言語"Javascript"です。これを知らずにGametestを書こうとすることは、日本語を知らずに作文を書くようなものです。無理ですね。似たような名前のプログラミング言語に"Java"がありますが、全くの別物なので注意してください。
0からプログラミングを学ぼうと思うと、演算子など多少数学からズレる部分があるので、少し苦戦するかもしれませんが、先入観をなくして一歩ずつ学んでいけば、基本構文で難しいところはありません。
オススメのサイト=> Javascriptの基本をサルでもわかるようにまとめた
あると心強い本=>JavaScript逆引きレシピ 第2版
2. オブジェクト指向
必要な知識2つ目は、プログラミングを書く上での 考え方 の一種「オブジェクト指向」です。これを知らないと、自分で作りたいものを作ることがかなり厳しくなります。あくまでもオブジェクト指向は考え方であり、プログラミングに直接的な影響を与えるものではありませんが、その考え方に基づいて適切にプログラムを書いていくことで、プログラム全体の見通しがよくなります。
また、Gametestという機能自体がオブジェクト指向に基づいて作られているため、リファレンス(後述)を読むうえでもオブジェクト指向という考え方を知らないと厳しいかと思います。
オブジェクト指向は難しいと言われていますが、考え方である ということを忘れずに全体像を把握するつもりで学習すればそこまで躓くことはありません。多少あいまいでぼんやりとした理解の状態で繰り返し学習すればオブジェクト指向とはどのようなものなのかが分かるでしょう。
オススメのサイト=>オブジェクト指向とは?誰でもわかるようにやさしく解説
「オブジェクト指向を学ぶ」という目的だけならスッキリわかるJava入門という本もオススメです。
3. リファレンス
リファレンス、日本語に訳すと"参照"。リファレンスを知らずとも、読めずとも、Gametestを書くこと自体は可能です。しかし、リファレンスがなければ自分の作りたいものを作ることはできず、解説動画などのプログラムを少し書き換えたりすることしかできず、もしGametestをマスターしたとしても、その領域に達するまでに通常の数倍もの学習コストがかかるでしょう。
リファレンスとは、あるプログラミング言語や、モジュールの仕様がまとめられているものです。Gametestにもリファレンスが存在し、クラスやメゾットなどの情報はすべてリファレンスに載っています。リファレンスを読めるようになるためには、Javascriptなどプログラミングに関する用語や、オブジェクト指向に対する理解がある程度なければなりません。また、リファレンスは英語の場合が多いため、英語力もしくはコツコツ翻訳して読んでいく根気が必要になります。
分からない単語があれば面倒くさがらず調べましょう。
Gametestのリファレンス=>ゲームテスト フレームワークの概要
最期に
如何でしたでしょうか。私自身がGametestについて学ぶ際、どこから手を付ければいいのかを教えてくれる記事に出会えなかったため、今回記事にしてみました。全く理解できない部分と出会っても、時間をおいてもう一度そこを読んでみると理解できたなんてこともざらにあります。
一人でも多くの「Gametestやってみたい」という方の助けに、この記事がなりますように。