NumEntryGuardsは中継ノードの数じゃない。
NumEntryGuardsを変更しても中継ノード数は変わりません。
これはTorの仕様です。
Torサーキットは入口ノード、中間ノード、出口ノードの三つで構成されます。
なお、相手がHSの場合はHS側もサーキットを構築して中継ノード数が増える場合があります。(rendezvous pointとかそういうので調べたらわかるかも。)
しかし、Qiitaを含めTor関連の記事を見ると大抵中継ノード数だと書かれています。
一体どこでこんな情報が出てきたんですかね?
日本語の記事だけを調べたところ2014年に投稿されたブログの記事が初出ぽいのですが、詳しい事は言及しないでおきます。
じゃあNumEntryGuardsってなんなのよ。
入口ノードの候補数を変更する設定です。
マニュアルを読みましょう。
https://2019.www.torproject.org/docs/tor-manual.html.en#NumEntryGuards
どうやれば中継ノード数を増やせる?
ひとつはTorのソースコードを変更する事です。
TorはOSSですので、ソースコードが公開されており、誰でも変更を加えることが出来ます。
https://github.com/torproject/tor
もう一つは仮想OSとかを使って伸ばしていく方法です。
適切な設定の上でホストOSでTor通信を行い、仮想OSでもTor通信を行えばノード数は6になります。
あまりスマートな方法とは言えませんが...
だれか仮想OSを使わなくとも複数のNAT(?)を通す方法知りませんかね。