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SMSに届いたフィッシングのURLを無暗に共有してはいけない理由

Last updated at Posted at 2022-12-12

ある日SMSにメッセージが届いた

内容はよくあるこんな感じのフィッシング詐欺でした。

ななみ よりお誘いが届いております。

名前:ななみ
年齢:24歳

初めて登録しました…

◇XXXX(アプリ名)でお話する
⇒http://sonzaishinai.domaindayo/d1rn4m3H3re/?id=MDEyLTM0NTYtMTIzNA%3D%3D%0A

...

まぁ無視すればいいだけの話なのですが、ツイッターなどで「こういう詐欺が来たんだが」みたいに共有したくなりますよね。(個人差があります)
ですが、このメッセージには罠が仕掛けられていました。

URLのパラメータに注目する

このURLにはパラメータとして「id」が指定されています。
ある程度の知識がある人なら、これがBase64でエンコードされた文字列を更にURLエンコードしたものなのは何となくわかりますよね。
という事で、デコードします。
image.png
はい。
見事に受け取り側の電話番号がパラメータとして指定されていました。

どのくらいやらかしてる人がいるのか調べる。

別にしなくてもいいのですが、Googleで調べようと思います
フィッシング詐欺のドメイン名だけを調べても複数あるので、全ての場合において一致している「%3D%3D%0A」をキーワードにします。
(%3Dは=のURLエンコードでbase64のpadding %0Aは改行コード(LF)です)
image.png
だいたいGoogle検索で3ページほど見つかりました。
Twitterなどやドメイン名で検索したらもっと見つかると思います。

結論

電話番号が洩れるので、SMSに届いたフィッシングのURLを無暗に共有してはいけない。

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