#はじめに
識別子(変数や定数、関数などに付けられた名前の総称)の命名規則は幾つか種類があります。
識別子の命名規則と言われると仰々しい感じがしますが、単純に変数や関数などの名前をどのように記述するかのルールです。
ネットや書籍などで様々な命名規則の名称が使われており、最初は覚えるのも大変そうだなと思いましたが、まとめたら主に4種類しかありませんでした。
#キャメルケース記法
キャメルケース記法には「アッパーキャメルケース(パスカルケース)」と「ローワーキャメルケース(キャメルケース)」の2種類があります。
##アッパーキャメルケース(別名:パスカルケース)
単語の先頭文字を大文字で表記する記法。
DeathMarch
##ローワーキャメルケース(別名:キャメルケース)
最初の単語のみ小文字で表記し、以降の先頭文字を大文字で表記する記法。
deathMarch
#アンダースコア記法(別名:スネークケース)
単語の間にアンダースコアを入れる記法。
death_march
#ハンガリアン記法
ハンガリアン記法には「システムハンガリアン」と「アプリケーションハンガリアン」の2種類があります。
単に「ハンガリアン記法」と言及された場合は、「システムハンガリアン」の意味で用いられることが多いそうです。
##システムハンガリアン
先頭に型の接続語を入れる記法。
例えば、文字列(string)の場合だと先頭にs
を入れる。
sDethMarch
##アプリケーションハンガリアン
よくわからないのでウィキペディアの説明を引用します。
あまり使用されないそうです。
アプリケーション ハンガリアンは、間違えたコードを間違えて見えるようにする記法である。
たとえば、相対座標にRelative Positionのrp、絶対座標にAbsolute Positionのapというプレフィックスとした場合、ウィンドウの位置を設定する window.SetPosition(rpX, apY); のような記述は明確に誤りであることがわかる。
また、ドルにプレフィックスdol、円にプレフィックスyenとした場合、dolIncome + yenDeposit のような計算は間違いであることが明確である。
このように、間違えているコードを間違えているように見えるように記述するのが元々のハンガリアン記法である。
[引用元]ウィキペディア(ハンガリアン記法)