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LINE Bot開発日誌:愛犬の健康を見守る相談Bot作成への道

Last updated at Posted at 2025-07-01

🐶 はじめに

テクノロジーは、私たちの身の回りにある様々な課題を解決するための強力なツールです。今回、私は愛犬の健康管理という自身の生活の中から見つけた課題を解決するために、MakeとLINE Botを組み合わせたオリジナルBotの開発に挑戦しました。

この記事では、私がどのような課題に注目し、それを解決するためにどのようなLINE Botを構想し、そしてMakeを用いてどのようにプロトタイプを開発していったのかを、途中経過を含めてご紹介します。


🐾 私の課題:愛犬のちょっとした体調変化、これって大丈夫?

愛犬と暮らす中で、飼い主なら誰もが経験するのが「あれ?今日の様子、いつもと違うかな?」という不安です。

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例えば、以下のような症状に悩まされることがよくありました。

  • なんだか元気がない
  • 食欲がない
  • 下痢をしている

病院に行くほどではないけれど気になる症状…。インターネットで調べることもできますが、情報が多すぎてどれが正しいのか分からなかったり、自分の犬に当てはまるのか判断に迷ったりすることがよくありました。

このような時、すぐに獣医さんに相談するのは難しいけれど、手軽に「これはどういう状況なのか」「自宅でできるケアはあるのか」「病院に行くべきか」といったアドバイスが欲しいと感じていました。


💡 解決策としてのLINE Bot:愛犬の健康の「もしも」に寄り添うBot

この課題を解決するために考えたのが、LINEで愛犬の体調について相談できるBotです。

このBotのコンセプトは以下の通りです。

  • 手軽な相談: LINEのトーク画面に愛犬の症状を送信するだけで、すぐにアドバイスが返ってくる。
  • 段階的なアドバイス: 症状の度合いに応じて、自宅でのケア方法や、病院受診の目安を提示する。
  • 情報源の一元化: 信頼できる情報源に基づいたアドバイスを提供。

これにより、飼い主が愛犬の体調変化に気づいた際に、迅速かつ適切に対応できるようになることを目指しました。


🛠️ 開発の進捗:MakeとGoogle Sheets、そして条件分岐への挑戦

現在、このLINE Botはまだ開発の途中段階ですが、Makeを用いてLINEとGoogle Sheetsの連携、そしてメッセージ内容に応じた条件分岐までを実装しました。

1. 相談機能のプロトタイプ

現時点では、LINEで特定の症状(例:「元気がない」)を送ると、Makeがそのメッセージを検知し、Google Sheetsに登録された情報に基づいて適切な回答をLINEに返す部分までが動作しています。

例えば、「元気がない」と投稿した場合:

  • 「まずは食欲と排泄をチェックしましょう」
  • 「異常が続く場合は、動物病院へ」

といった回答が返ってくるように設定しています。

https://x.com/yokoyama1721900/status/1942198077840101569

↑動画を再生すると、LINE Botの動作を直接確認できます。

2. Makeのシナリオ全体像

🗺️ 以下は、この相談機能を実現するためのMakeのシナリオ全体像です。

image.png

現在のシナリオでは、以下のフローで処理を行っています。

  1. LINEからのメッセージを受信(LINEのWatch Eventsモジュール)。
  2. そのメッセージの内容を元にGoogle Sheetsから関連する情報を検索
    Google Sheets Search Rowsモジュールの設定例
  3. Routerモジュールで検索結果に応じた条件分岐を行い、適切な回答をLINEに返信image.pngimage.png

Google Sheetsには、症状とそれに対するアドバイスのデータが格納されています。Routerモジュールでは、例えば「元気がない」というキーワードが含まれる場合に特定のルートに進み、Google Sheetsから「食欲と排泄をチェックしましょう」「異常が続く場合は病院へ」といった情報を取得して返信するように設定しています。


🚀 今後の展望と課題

現在のプロトタイプでは基本的な相談と回答が可能になりましたが、まだ改善の余地があります。今後は以下の機能追加を検討しています。

  • より詳細な質問と回答の分岐: 症状の度合いや追加情報に基づいて、さらに細かくアドバイスを分岐させる。
    • 画像認識の導入: 愛犬の写真を送ることで、視覚的な情報も判断材料に加える(例:皮膚の状態など)。
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