0.はじめに
美しい音楽を聴いていたらいつの間にか1カ月経ってました。
これではまずいと思ったので、一旦ヘッドホンを置いて、替わりに少しだけ筆を執る事にしました。
今回はこんなことをやってみたいと思います。
- Almalinuxを仮想基盤にして用意する
- 仮想基盤とスイッチ間でTrunkVLANで接続
- 仮想基盤はVLAN番号A、仮想マシンはVLAN番号Bで接続できるようにする
つまり、AlmalinuxでLinuxKVMを作って、トランクvlanを使えるようにしちゃおうぜ!というものです。
本手順だと、ゲストOSがホストと同じNWの場合に対応できない事に気づいたため、改稿あるいは別稿を投稿予定です。
1.手順
1.1 概観
本稿では、以下のステップで手順を紹介したいと思います。
1.ホストインストール
2.ホストOS用のnic設定
3.cockpitとかの設定
4.ゲストOSで通信できるようになる
5.やったぜ!
1.2 手順
本稿では、ホスト側がvlan990、ゲスト側がvlan200を受け取る想定です。
1.almalinuxのインストール
手順は多くの人が寄稿しているため省略
2.ホストOS用のnic設定
- enp1s0.990を作成する
※ホストはnative vlanではなく990番を通します
# vlanID 990の場合
sudo nmcli con add type vlan con-name enp1s0.990 ifname enp1s0.990 vlan.parent enp1s0 vlan.id 990
- nmtuiかnmcliでこれ(enp1s0.990)にIPを設定する
- enp1s0のipv4とipv6を確認し、有効になっている場合は無効にする
3.cockpitと仮想マシンのインストール
書いてない部分が多少ありますが、以下記事を読んで多少触ってみたらできると思うので概略だけ記載します。
- 記事の
1.インストールと設定
を実行します。 - WebUIでログインし、
アプリケーション
→マシン
をクリック - Almalinux仮想基盤を再起動
これで仮想マシンが作成できるようになります。
4.ゲストOS用のnic設定
vlan200を受け取るNICを作る
ゲストは200番を通します。
- cockpitを開いてログインします。
-
ネットワーキング
→VLANの追加
をクリック
- 親をホストの物理NIC(この場合は
enp1s0
)にしてVLAN ID
をいれて追加
をクリック
-
enp1s0.200
をクリック
-
編集
をクリックしてIPv4
とIPv6
を無効にする
bridgeを作る
-
ネットワーキング
→ブリッジの追加
をクリック
- 名前を好きにつけて先ほど作ったnic
enp1s0.200
を選択して追加
をクリック
多分大丈夫ですが、br200
でIPv4とIPv6が有効になっているとダメです。有効になっていた場合は、先の手順を参考にして無効にしてください。
仮想マシンへのバインド
-
仮想マシン
→ネットワークインターフェイスの追加
- インターフェース形式を
Bridge to LAN
、ソースを先ほど作ったブリッジbr200
にして追加
をクリック
5.やったぜ!
- VMを起動してNICが増えていれば後はIPなどを設定するだけです。
また音楽を聴く作業に戻りたいと思います