はじめに
こんにちは。エンジニアの鈴木です。
みなさん、開発中の機能のフィードバックってどんなふうにもらってますか?
先日、社内の方々に開発中機能を触ってもらった際、とある施策(タイトルでネタバレ)を入れてみたら思いのほか盛り上がったのでTipsとしてご紹介します!
開発中の機能に触れてもらう『社内お触り会』
弊社では、開発中の機能を社内で実際に触ってもらい、お客様に近いセールスやカスタマーサクセスからのフィードバックを開発に活かしています。
このあたりは次の記事にまとめておりますので、興味ある方はご覧ください!
先日も「〇〇機能_実装お触り会」として開催しました。ざっくり次のような流れです。
- 会の目的や、機能の説明
- 開発中の機能を実際に操作する
- フィードバックの記入
- フィードバックの深堀り
- クロージング
フィードバックは内容やカテゴリなどを書いてもらいつつ、 Notionのデータベース に貯めています。(一部抜粋)
これまでも共感する場合はコメントにその旨を書いてもらってましたが、あくまで自由記入という感じでした。
共感!ボタン
「いいね!みたいなことができると楽しいかもな?」とふと思いつき、会の途中で次の3つの列を追加してみました。
共感!
ボタンを押すと、 共感した人
列に押した人が追加され、 共感人数
列にその数が表示されます。(一部抜粋)
その場のわいわい感がアップ
共感ボタンがあることで、次のようなアクションが自然発生的に生まれるようになりました。
- 「おー、〇〇さんのやつめっちゃ押されてるじゃん!」みたいな反応を楽しむ会話
- 「え、みんな俺のやつ押さないの!?w だってこう思わない?」といった、フィードバックを深堀りするコミュニケーション
1クリックでできる手軽さがよかったのか、フィードバックの時間がわっと盛り上がったのは印象的でした。
参加者の声
共感ボタンについての感想をいくつかご紹介します。
■Nice👍
- 1クリックでできるので楽でした
- 自分の感覚と他の人の感覚のズレなどが分かるので良い
- それが自分の書いた質問/FBだとなんか嬉しいw(いいの出せたー!みたいな感覚で、頑張って出したくなる →Moreにもつながるが、ベストFBみたいなの選ばれたい!笑
- コメント書いた側としては「いいね!」をもらえたような感じで嬉しい
- どんどん記載したくなる
- 他の人の共感ボタンが多ければ、もっと「いいね!」もらうために意見を出したいと思う
- 自然とコメントが多くなりそう
- 共感ボタンが多いコメントは何だろー?と興味を持って見にいける
- コメントが多いときに、どのコメントを優先的に見れば良いか分かるので時短になりそう
■More🔥
- 共感度ランキングに並び替えられているといいかも
- そもそも共感をもっと押すような仕組みにしたらよさそう(思っていても押していなさそう or 3つだけ押すとしたらどれ?みたいなのでもいいかも
- これのデメリットとしては、共感の多いコメントが優先的に見られて、共感の少ないコメントが軽視されそうつまり、本当は良いコメントなのにたまたま他のコメントの共感が多いがゆえに見られなくなる可能性はあるなーと(もったいない)
開発側にも嬉しい効果が。
「共感人数」という定量的な指標が増えたことで、フィードバックをプロダクトに取り込んでいく際の新たな判断材料になっています。
おわりに。
最初は軽いノリで導入してみた共感ボタンが、今では他チームにも広がりを見せています。チームの振り返りの場でも「たしかにね」的な使われ方がされており、お手軽な同意や共感は思ったより活用の幅がありそうです!