5-4 Kohonenノード[モデル作成タブ]
1.ノードの目的
クラスターモデルを作成します。ニューラルネットワークの1種である自己組織化マップを利用してレコードを類似するグループに分類します。
2.解説動画(60秒)
3.クイックスタート
顧客の化粧品購入比率でクラスターモデルを作ります。
*サンプルデータ(CSV)は[5.参考情報]からダウンロードできます。
[可変長ファイル]ノードから[Kohonen]を接続して編集します。
[エクスパート]タブでマップの行列を決めてクラスタ数を確定します。例では4*4の正方行列に指定します。[実行]ボタンでモデルを作成します。
4*4マスの自己組織化マップが現れて、Kohonenネットワークが学習している様子がわかります。
モデルを編集します。
左下の[ビュー]を[モデル要約]から[クラスター]に変更して、分布ボタンを押します。
モデルナゲットでプレビューすると、3つのフィールドが追加されているとわかります。
Kohonenの座標は、類似性が読み取れるため、XとYの値を表記しています。
Kohonenの留意点とヒント
再現性
Kohonenはニューラルネットワークを利用するため、他のクラスターモデル以上に再現性の確保に注意します。
軸の解釈
対角のクラスターが質的に最もはなれている点を利用して、それぞれのクラスター特徴をマップすると軸の解釈ができる場合があります。これにより顧客の行動変容を誘導したり、設備装置への適切な備えが可能になります。
4.Tips
クラスター特徴を理解するための視覚化
複数系列グラフやヒートマップ、ジッタによる散布図などを利用してクラスターの特徴を可視化すると、適切な対応につながります。ここでは入力に利用した項目を比較していますが、属性でオーバーレイをするとクラスターの特徴を理解しやすくなります。
手続きは以下の記事で解説しています。
5.参考情報
利用データ
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ノードのヘルプ
SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)
SPSS Modeler ノードリファレンス目次