2-5 レコード結合ノード[レコード設定タブ]
1.ノードの目的
複数のテーブルをIDをキーに横方向に結合(マージ)します。
2.解説動画(60秒)
3.クイックスタート
視聴者が閲覧した①Webログデータに対応する顧客属性と態度を②アンケートデータから結合します。*データは[5.参考情報]からダウンロードできます。
ふたつの[可変長ファイル]ノードに[レコード結合]ノードと[テーブル]ノードを順番に接続します。このとき[レコード結合]に①ログデータ②アンケートの順で接続します。
[レコード結合]ノードをダブルクリックして編集します。[レコード結合方法]を[キー](赤枠)、[結合キー]を[顧客番号]にします(青枠)。結合方式は内部結合を選択します(緑枠)。
[テーブル]ノードを実行します。Webサイトの1499名の視聴者の行動データに対応するアンケート情報が結合しました。
レコード結合の注意点
主テーブルの確定
最初に接続したテーブルを主としますが、入力タブから変更することも可能です。
キーの表記の一致
例えば①のログデータのIDが[視聴ID]のように表記されていると、実態は同じフィールドでも結合できません。あらかじめフィルターで名称を一致させます。
キーのデータ型の一致
表記も[顧客番号]で一致して桁数など見た目には同じでも片方が[整数]でもう一方が[文字列]として扱われていると結合できません。入力時点で以下のように強制的に一致するか[置換]ノードで変更しておきます。
結合方式
次のように2つのテーブルを結合することができます。
それぞれの結合方式のイメージは以下の通りです。
4.Tips
条件付きレコード結合で売り手と買い手のマッチング
N対Nのテーブル結合の利点と注意
5.参考情報
利用データ
右クリックでリンク先を保存してください。
①Webログ
②アンケートデータ
ノードのヘルプ
SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)
SPSS Modeler ノードリファレンス目次