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SPSS Modeler ノードリファレンス 3-5 フラグ設定

Last updated at Posted at 2022-02-22

3-5 フラグ設定ノード[フィールド設定タブ]

107_89フラグ設定.png

1.ノードの目的

縦持ちデータを横持ちに変換します。時系列IoTデータやID付POS取引データからID毎にフラグ化を行います。統計モデルのためのダミー変数作成にも利用します。

スクリーンショット 2022-02-22 10.01.53.png

2.解説動画(60秒)

3.クイックスタート

顧客の1年分の取引履歴(ID付POSデータ)から顧客毎に中分類の購入有無をフラグ化します。
*入力データは[5.参考情報]からダウンロードできます。
スクリーンショット 2022-02-22 10.08.51.png

[可変長ファイル]から[フラグ設定]、[テーブル]の順に接続します。
スクリーンショット 2022-02-22 10.08.05.png

[可変長ファイル]で[データ型]タブの[値の読み込み]ボタンを押して[中分類]のメンバーを認識させます。[データ型]ノードを用いても結構です。
スクリーンショット 2022-02-22 10.09.16.png

[フラグ設定]を編集します。[セット型フィールド:]に[中分類]を選択して、左のボックスから60種類全ての中分類メンバーを右のボックスに黄色矢で移動させます。
青枠と緑枠をそれぞれ設定します。
スクリーンショット 2022-02-22 10.11.03.png

[テーブル]を実行します。
スクリーンショット 2022-02-22 10.14.34.png

フラグ設定の注意点とヒント

真と偽の扱い

デフォルトでは真がT、偽をFとしますが、後続処理で平均や合計を求めるなどが可能になるため
1と0にしておきます。

フラグ化するべきフィールドが表示されない

事前にデータ型を確定しないとメンバーとして表示されないので注意します。また250種類以上のメンバーをもつ場合にはデータ型が[不明]と識別してフラグ化できないため、ツール>ストリームのプロパティで変更しておきます。
スクリーンショット 2022-02-22 10.15.26.png

4.Tips

IDで要約しないでダミー化

集計キーを選ばずブランクにします。
スクリーンショット 2022-02-22 10.51.50.png

レコードを要約せず、該当するフィールドにフラグをたてます
スクリーンショット 2022-02-22 10.51.29.png

フラグの数を数える

以下のブログの「おまけ」で紹介されています。sum_n(@￰FIELDS_BETWEEN(item_A, item_C))

SPSS ModelerのフラグノードをPythonで書き換える。購入商品カテゴリのフラグ化

5.参考情報

利用データ

右クリックでリンク先を保存してください。

ノードのヘルプ

SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)

SPSS Modeler ノードリファレンス目次

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