3-11 時系列ノード[フィールド作成]
1.ノードの目的
1期前、2期前と過去の値をフィールドとして生成します。機械学習モデルで時系列予測を行う場合に利用します。
*ノードリファレンス5-8[時系列]ノード(Autoモデリング)ではこの加工をモデル内部で行うため不要です。指数平滑やARIMA以外の数値予測モデルで時系列予測する場合に利用します。
2.解説動画(60秒)
3.クイックスタート
以下の[店舗1]の過去8日間のフィールド(列)を作成し予測入力データにします。
*入力データは[5.参考情報]からダウンロードできます。
[時系列]で次のように編集します。[選択したフィールド]の選択しリストから[店舗1]を選びます(赤枠)。[スパン]を8にします(青枠)。時系列がない場合はundef(NULL値)になるよう設定します(緑枠)。
[テーブル]を実行します。8日前までの階差(ラグ)ができました。
4.Tips
過去8日分の階差データと要因を使って数値予測モデルを作成
実行すると線型モデル②が生成されます。特売や大学の講義(店舗に隣接する大学の長期休講フフラグ)に続いて前日の売上である[店舗1_1]や7日前の[店舗1_7]が予測モデルに貢献しています。
誤差を定量的に判断するため④と⑤でMAPEを求めます。MAPEの説明は以下の通りです。
テーブルを実行するとMAPEは11.5%でした。プラスマイナス11.5%誤差のモデルだと改善の余地がありそうです。
以下の記事では同じデータをARIMAモデルでMAPEを9%にしています。それよりも改善するには
別の種類のモデルを試すか、ラグをさらに拡張して15にしたり、移動平均など他の特徴量を生成する方法があります。
移動平均を作成する
95%予測区間を作成する
5.参考情報
利用データ
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ノードのヘルプ
SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)
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