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手動で類似ワード群を作成しフラグ化する(SPSS Modeler データ加工逆引き13-4)

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自動で類似ワード群(カテゴリ)を作成しフラグ化する

スクリーンショット 2025-01-14 11.12.43.png

この記事はSPSS Modeler Premium Ver18.6から追加された日本語テキスト機能を利用して書いています。SPSS Modeler Professionalをお使いの方はアップグレードするかPython連携を用いて実現します。

Python連携を紹介する記事はこちら

1.想定される利用目的

・コンタクトセンターの応答ログから解約に影響する単語の探索
・営業日報のコメントから成約予測モデルの説明変数を作成
・アンケート自由回答データからブランドと評価のポジショニングマップを作成

2.ストリームとデータのダウンロード

ストリーム

データ

3.サンプルストリームの説明

スクリーンショット 2024-12-18 16.36.44.png

a.入力データは以下の通りです。[comment]列の文章から頻出ワード群を自動作成してフラグ化します。

スクリーンショット 2024-12-13 10.41.09.png

b.[テキストマイニング]ノードを編集します。[IDフィールド]と[テキストフィールド]を以下の通り選択します。

スクリーンショット 2024-12-18 10.04.34.png

[モデル]タブを以下の通り設定して[実行]します。

スクリーンショット 2024-12-18 10.14.53.png

以下のインタラクティブウインドウが表示されます。左下の領域に多頻度ワード(コンセプト)が列挙されます。[ショップ] [電話][料金]の3つを選択して赤枠ボタンを押します。

スクリーンショット 2025-01-14 12.57.50.png

ドラッグアンドドロップで類義語処理(カテゴリにメンバーを追加)

3つのカテゴリを作成しました。[ショップ]に類義語として[店の場所]を追加するために
ドラッグアンドドロップします。

スクリーンショット 2025-01-14 12.59.45.png

コンセプト[店の場所]はカテゴリ[ショップ]に含まれるように設定されました。類義語の表記揺れの基本的操作です。

スクリーンショット 2025-01-14 13.21.46.png

ボタンで類義語処理(カテゴリにメンバーを追加)

同じ処理を赤枠ボタンでも実行可能です。[請求書]を選択して赤枠ボタンを押し、[料金]を選択してOKします。

スクリーンショット 2025-01-14 13.21.48.png

文字列の部分一致でカテゴリを拡張する

カテゴリ[料金]を選択した状態で[拡張]ボタンを選択します。

スクリーンショット 2025-01-14 13.23.48.png

[今すぐ拡張]を選択します。

スクリーンショット 2025-01-14 13.24.02.png

[請求書]に関数のマークが付与され、後方にアスタリスクがつきました。これによりコンセプト「請求書の見方」はカテゴリ[料金]に含まれます。

スクリーンショット 2025-01-14 13.24.22.png

拡張の定義を編集する

カテゴリ[電話]についても[拡張]してみます。

スクリーンショット 2025-01-14 13.24.47.png

自動的に前方にアスタリスクがつきましたが、後方も含めた前後部分一致にするため右クリックし[カテゴリー規則を編集]を選択します。

スクリーンショット 2025-01-14 13.25.06.png

編集用エディタが表示されるので、[電話]の後にアスタリスクをつけ[保存して閉じる]を選択します。

スクリーンショット 2025-01-14 13.25.36.png

カテゴリをフラグ化するために[生成]メニューからモデルを生成します。

スクリーンショット 2025-01-14 13.26.13.png

c.[テキストマイニング]ナゲットを編集します。

スクリーンショット 2024-12-18 16.37.52.png

[テーブル]を実行します。

注意事項

実際の業務では13-3である程度のカテゴリを自動で作成した上、今回のように手動で調整、追加をするのが一般的です。

4.参考情報

Python連携によるテキストマイニング

SPSS Modeler ノードリファレンス目次

SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)

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