累積合計と累積比率の作成(累積合計と累積比率)
1.想定される利用目的
・集計表の作成
・異常検知や故障予測のための特徴量の作成
2.サンプルストリームのダウンロード
3.サンプルストリームの説明
b.[レコード集計]ノードを編集します。[キーフィールド]をブランクにすると全レコード(行)を要約します。[集計フィールド]に[実績]を選択して[合計]にチェックを入れています。[フィールドにレコード集計を含める]にはチェック不要です。
[プレビュー]をします。実績の平均を意味する[実績_Sum]のみ1レコードできています。
c.[レコード結合]で元のテーブルの7行全てに[実績_Sum]を追加します。[レコード結合方法]を[キー]にしますが、[キー]をブランクにすることでテーブル通しをN対N(総当たり)で結合します。
[プレビュー]をします。全てのレコードに全体の合計列が追加されました。
d.[フィールド作成]で累積合計を作成します。列方向の計算を行う@関数を利用します。
e.累積値を合計列から割れば完成です。分子は先に作成した[累積合計]でもOKです。
グローバルノードを利用した方法
f.[グローバルの設定]ノードで統計量をあらかじめメモリーにキャッシュできます。
[実行]するとメモリー上のグローバル値(ここでは合計)をプレビューします。
g.[フィールド作成]で累積合計を作成します。列方向の計算を行う@関数を利用します。
h.[フィールド作成]ノードを編集します。メモリー上のグローバル値を関数で呼び出します。
式ビルダーの@グローバル関数を利用すると簡単に入力できます。
[テーブル]を実行します。累積合計と累積比率の列ができています。
@関数を用いて集計表を作る方法を解説した記事
グローバルの設定の注意点
4.参考情報
[レコード結合]の解説記事
[グローバルの設定]の解説記事
SPSS Modeler ノードリファレンス目次
SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)