6-7 シミュレーション評価ノード[出力タブ]
1.ノードの目的
シミュレーション結果を評価します。
不確実性を織り込んで、事業にどの程度のリスクがあるかを検討します。（モンテカルロ・シミュレーション）
以下３つのノードは関連づけて利用されることが多いです。
2.解説動画（60秒）
3.クイックスタート
既に存在する15店舗の売上と店舗特性を増幅させ（モンテカルロ・シミュレーション）今後の出店方針を検討します。
ノードリファレンス6-6で完了したストリームから始めます。
＊サンプルのCSVデータは[5.参考情報]からダウンロードできます。
この時点で分布は自動認識されてデータ増幅しています。
また、相関は自動的に維持されています。
モデルナゲットに[シミュレーション評価]を接続します。
[設定]タブの[対象フィールド]に予測値[$L-売上金額]を選択します。
[シミュレーション評価]を実行します。確率密度グラフに上下５％区間範囲の売上金額を示しています。グラフオプションで曲線をヒストグラムできます。
4.Tips
リスクのシナリオを準備して比較できます。
[Sim Gen]で[乗降客数]の分布を以下のように[固定]にして３つのシナリオを用意します。「90,170,250」のようにカンマで区切ります。
[相関オプション]の設定で[反復フィールドの作成]にチェックをいれます。
[シミュレーション評価]を実行します。グラフオプションで曲線をヒストグラムにしています。
たとえば、今後の出店を小規模、中規模。大規模駅周辺と固定していくとどのような分布になるか比較可能です。原料を買い付けるような事業の場合、為替レートを90円、100円、110円など種類を用意して評価できます。
シナリオ別の事業評価については以下の記事でも解説しています。
ノードリファレンス1-6では、直接分布を作る方法を紹介しています。
5.参考情報
利用データ
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ノードのヘルプ
SPSS Modeler 逆引きストリーム集（データ加工）
SPSS Modeler ノードリファレンス目次