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SPSS Modeler ノードリファレンス 5-11 自動分類(Autoモデリング)

Last updated at Posted at 2022-04-27

5-11 自動分類[モデル作成タブ]

107_89時系列

1.ノードの目的

搭載されているすべての判別モデルを評価し、最も精度の高いN個のアンサンブル(多数決)によってスコアリングします(Autoモデリング)。

2.解説動画(60秒)

3.クイックスタート

製造条件からNG(不良品)になる予測モデルを自動分類で作成します。
*サンプルデータ(CSV)は[5.参考情報]からダウンロードできます。
スクリーンショット 2022-04-23 21.13.11.png

[可変長ファイル]から[データ区分]、[自動分類]の順に接続します。
スクリーンショット 2022-04-23 22.09.48.png

[可変長ファイル]で[データ型]タブを開きます。[NGフラグ]の尺度を[フラグ](青枠)にして[値の読み込み]ボタンを押します(赤枠)。予測の入出力を決める[ロール]の[ID]を[レコードID]へ。[NGフラグ]を[対象]に変更します(緑枠)。
スクリーンショット 2022-04-23 21.18.29.png

[データ区分]ノードは初期設定のまま何も編集しません。5割のレコードを学習、残りを検証に乱数で割り当てます。このノードの詳しい説明は以下の記事をご覧ください。

[自動分類]ノードを編集します。使用モデル数を5にすると、上位5モデルを選出します。
スクリーンショット 2022-04-23 22.34.58.png

[エクスパート]タブでは利用するモデルを選択できます。最大17種類を実行できますが計算時間を考慮して初期設定の14モデルで[実行]します。
スクリーンショット 2022-04-23 21.34.10.png

モデルが生成されました。モデルナゲットを右クリックで編集します。
スクリーンショット 2022-04-23 22.22.28.png

14のモデルから上位5つが選ばれました。
スクリーンショット 2022-04-23 22.33.28.png

モデルナゲットを右クリックでプレビューします。
[$XF-NGフラグ]は5つの上位モデルの評決(多数決)によって確定されています。
もうひとつのフィールドはどれだけ予測が確からしいかを表す確信度です。
スクリーンショット 2022-04-23 22.42.26.png

モデルナゲットに[精度分析]を接続します。
スクリーンショット 2022-04-23 22.49.21.png

上位モデルのアンサンブル学習による精度を確認します。
スクリーンショット 2022-04-23 22.47.24.png

スクリーンショット 2022-04-23 22.51.50.png

精度分析の結果の解釈は以下の記事をご覧ください。

4.Tips

傾向スコアを作成する

モデルナゲットから[フィールド作成]と[ヒストグラム]を順番に接続します。
スクリーンショット 2022-04-23 22.55.18.png

[フィールド作成]を編集します。
スクリーンショット 2022-04-23 22.57.33.png

[フィールド作成]でプレビューします。
[$XF-NGフラグ]が0の場合は確信度を1から引いた傾向スコアが出来ています。
これにより予測の1/0に関わらず全てのレコードが不良品になる見込みを求められます。
スクリーンショット 2022-04-23 22.59.40.png

傾向スコアの分布をヒストグラムで確認します。
スクリーンショット 2022-04-23 23.21.26.png

スクリーンショット 2022-04-23 23.22.03.png

傾向スコアは以下の記事で解説しています。

交差検証(クロスバリデーション)

[モデル]タブで交差検証を設定できます。
スクリーンショット 2022-04-23 22.39.31.png

交差検証(クロスバリデーション)の目的は次の記事をご覧ください。

モデルパラメータ変更やアンサンブルについて解説した記事

5.参考情報

利用データ

右クリックでリンク先を保存してください。

ノードのヘルプ

SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)

SPSS Modeler ノードリファレンス目次

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