顧客の最終利用日と経過日数(リーセンシー)
1.想定される利用目的
・RFM分析により優良顧客の特定
・顧客の休眠や解約を予測するための特徴量として利用
・設備ログデータから故障予測のための特徴量作成
2.サンプルストリームのダウンロード
3.サンプルストリームの説明
a.入力するデータは以下の通りです。顧客の行動履歴が時系列に記録されているトランザクションデータです。
b.[レコード集計]ノードを編集します。記録された利用日の最大値が最終利用日になります。せっかくなので利用金額の合計とレコード数(利用回数)を集計します。
[プレビュー]します。顧客毎に最終利用日のフィールドが作られました。
c.[フィールド作成]ノードを編集します。データ処理日を[2022-07-01]と仮定して経過日を計算します。関数には[date_days_difference(日付1,日付2)]を利用します。
式ビルダーのライブラリから[日付および時間]を探すと簡単に入力できます。
[RFM集計]ノードを利用する
d.[時系列]ノードを編集します。該当するフィールドを選択します。
[テーブル]を実行します。経過日数(リーセンシー)ができています。他にも利用回数(フリークエンシー)と利用金額(マネタリー)も出来上がっています。
注意点
利用金額項目がないとRFM集計は利用できないので経過日数だけを得たい場合にはダミーフィールドを作成するかb→cのストリームを検討してください。
4.参考情報
2つの日付の列から差の列を作成する
RFM集計とRFM分析ノード
SPSS Modeler ノードリファレンス目次
SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)