ラズパイのUSB起動
RaspberryPiを使っているともしも壊れた時のために、
MicroSDのコピーを作って安心したいですよね。
でもMacのDDコマンドでコピーするのって精神的にめちゃくちゃしんどい・・・
「ラズパイ SDコピー DD以外」 とかググったけどすごいマシーンしか出てこなかったので、ラズパイからSDをコピーしていたのですが、そもそもMicroSDからMicroSDではなくUSBにコピーができるらしい。
そんなUSB起動について学んだのでアウトプット!
ラズパイのUSB起動とは
ラズパイはMicroSDの中にOSを入れて動かすのですが、そもそもMicroSDじゃなくてOSの入ったUSBをブスッとさしてUSBから動かすことができる。
ラズパイのUSB起動のいいこと
- USBの方がMicroSDより壊れにくい(気がする)
- USBだとコピーしやすい
- USBの方が扱いやすい(紛失しにくい)
きっと他にも何かあると思うのですが、あまりレベルの高くない私にはDDコマンドじゃなくてラズパイの中身がコピーできて、バックアップを作りやすいっていうだけでもう十分!!!
ラズパイをUSB起動するための準備と知っておいて欲しいこと
- ラズパイ3で実行したものです
- ラズパイ4はUSB3.0ですが、ラズパイ3はUSB2.0なので、SDカードよりもOSの起動が遅いので注意
- ラズパイ4は64bit CPU、 ラズパイ3は32bit CPUなのでラズパイ3に64bitを入れても動きません(←これやった)
- RaspberryPiの公式ページからデスクトップ版をダウンロードしてきましょう(Raspberry Pi OS with desktop)
- 最初はMicroSDで作りましょう↑でダウンロードしたものをRaspberry Pi ImagerでMicriSDに入れます
ラズパイをUSB起動する方法
- ラズパイの初期設定は済ませたものを起動(SSHでもVNCでもなんでも大丈夫)
- ラズパイのターミナルを立ち上げて現在のotpの値を確認します
$ vcgencmd otp_dump | grep 17:
17:1020000a →OFFになっている
17:3020000a →ONになっている
otpの値がOFFになってるので、ONにします↓のコマンドを打ちましょう
echo "program_usb_boot_mode=1" | sudo tee -a /boot/config.txt
見た目には何も起きません
これでもう一回↓これを入れる
$ vcgencmd otp_dump | grep 17:
17:3020000a とかえってきたので、ONになりました!
これでUSB起動ができるので一度電源を落として、MicroSDを抜き、USBをさして起動できる様になります!
まとめ
USB起動の利点はきっともっとあると思うのですが、複数作らないといけない人(バックアップを作っておきたい人)にはUSBというだけで胃に優しいのでぜひお試しください
コメントいただきました
ラズパイ4の場合eepromのバージョンによって事情ちがうとのこと
最新eeprom適用したうえで
Raspberry Pi4ブートローダー構成-RaspberryPiドキュメントを見るとよいと教えていただきましたー
教えてもらったところ
Raspberry Pi 4をUSBメモリやSSDで起動する:- ITmedia NEWS
ProtoOut Studio(プロトアウトスタジオ)