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ラズパイのUSB起動

Last updated at Posted at 2021-02-25

ラズパイのUSB起動

RaspberryPiを使っているともしも壊れた時のために、
MicroSDのコピーを作って安心したいですよね。

でもMacのDDコマンドでコピーするのって精神的にめちゃくちゃしんどい・・・

「ラズパイ SDコピー DD以外」 とかググったけどすごいマシーンしか出てこなかったので、ラズパイからSDをコピーしていたのですが、そもそもMicroSDからMicroSDではなくUSBにコピーができるらしい。
そんなUSB起動について学んだのでアウトプット!

ラズパイのUSB起動とは

ラズパイはMicroSDの中にOSを入れて動かすのですが、そもそもMicroSDじゃなくてOSの入ったUSBをブスッとさしてUSBから動かすことができる。

ラズパイのUSB起動のいいこと

  1. USBの方がMicroSDより壊れにくい(気がする)
  2. USBだとコピーしやすい
  3. USBの方が扱いやすい(紛失しにくい)

きっと他にも何かあると思うのですが、あまりレベルの高くない私にはDDコマンドじゃなくてラズパイの中身がコピーできて、バックアップを作りやすいっていうだけでもう十分!!!

ラズパイをUSB起動するための準備と知っておいて欲しいこと

  • ラズパイ3で実行したものです
  • ラズパイ4はUSB3.0ですが、ラズパイ3はUSB2.0なので、SDカードよりもOSの起動が遅いので注意
  • ラズパイ4は64bit CPU、 ラズパイ3は32bit CPUなのでラズパイ3に64bitを入れても動きません(←これやった)
  • RaspberryPiの公式ページからデスクトップ版をダウンロードしてきましょう(Raspberry Pi OS with desktop)
  • 最初はMicroSDで作りましょう↑でダウンロードしたものをRaspberry Pi ImagerでMicriSDに入れます

ラズパイをUSB起動する方法

  • ラズパイの初期設定は済ませたものを起動(SSHでもVNCでもなんでも大丈夫)
  • ラズパイのターミナルを立ち上げて現在のotpの値を確認します
$ vcgencmd otp_dump | grep 17:

これを打つとこんなふうにかえってきます

17:1020000a    →OFFになっている
17:3020000a    →ONになっている

otpの値がOFFになってるので、ONにします↓のコマンドを打ちましょう

echo "program_usb_boot_mode=1" | sudo tee -a /boot/config.txt

見た目には何も起きません
これでもう一回↓これを入れる

$ vcgencmd otp_dump | grep 17:

17:3020000a とかえってきたので、ONになりました!

これでUSB起動ができるので一度電源を落として、MicroSDを抜き、USBをさして起動できる様になります!

まとめ

USB起動の利点はきっともっとあると思うのですが、複数作らないといけない人(バックアップを作っておきたい人)にはUSBというだけで胃に優しいのでぜひお試しください

コメントいただきました

ラズパイ4の場合eepromのバージョンによって事情ちがうとのこと
最新eeprom適用したうえで
Raspberry Pi4ブートローダー構成-RaspberryPiドキュメントを見るとよいと教えていただきましたー

教えてもらったところ

Raspberry Pi 4をUSBメモリやSSDで起動する:- ITmedia NEWS
ProtoOut Studio(プロトアウトスタジオ)

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