これは デジタルキューブグループアドベントカレンダー2024 の12月20日ぶんの記事として投稿しています!
はじめに
先日開催された、re:Invent 2024に参加してきました。
今回は技術ベースの話ではなく、初めて参加した感想や自分が感じたことを書いていきたいと思います。
簡単に自己紹介
経歴としては、前職でミニトマト農家をやっていて今年エンジニアへ転職して11ヶ月目になります。
普段はクラウドエンジニアとしてAWSを用いた開発や運用保守を担当しています。
出発前の不安
私は英語がとても苦手で、特にリスニングやスピーキングにはほとんど自信がありません。
そのため、出発前は 入国審査 が一番の不安要素でした。いろいろ調べて、よく聞かれる質問の練習を何度も行いました。
結果的には、「基本的な質問だけ」 だったので、それほど神経質になる必要はありませんでした。
「What’s the purpose of your visit?(訪問目的は?)」や「Where are you staying?(宿泊先はどこ?)」程度の質問だったので、これから参加される方も過度に心配する必要はないと思います。
ラスベガスまでの道のり
ハワイ経由で約7時間のホノルルトランジットを経てラスベガスヘ向かったのですが、一言で言うと最高でした。
ハワイの入国審査はとてもフレンドリーで、安心して手続きを終えることができました。
心配していた英語でのコミュニケーションも問題なく、旅のスタートとしては最高でした。
ハワイアン航空を利用しましたが、驚いたのは 機内Wi-Fi(Starlink) の速度でした。正直、自宅のインターネットより速いのでは?と思うほどで、これにはイーロン・マスクさんに感謝です(笑)。機内食も美味しく、快適な移動時間を過ごせました。
そして、ラスベガスへ到着!!
ラスベガスに到着すると、すぐに宿泊先の ベネチアン に向かいました。
このホテルは外観も内装も豪華で、見るだけで圧倒されました。
ベネチアンはホテル内に空と川があるという不思議な光景が見れます。
badge pickup
次の日は、会場の入場で必要になるBadgeやSWAGを入手しにいきました。
手続きはベネチアンで可能です。
SWAGはボトルとパーカーを頂きました。
去年同様ジップアップパーカーかと思ったらプルオーバーパーカーだったのでそこは少し不便だなと、、
(肌寒い時にプルオーバーパーカーだとすぐ着れない)
会場内に給水する場所がいくつも設置されているので貰ったボトルを活用することを勧めします。
Badgeは事前に認定資格をre:inventのサイトとリンクをしておくと、バッジに"✔"がプリントされ、これはベネチアン会場の認定者ラウンジに入るときに必要になるので事前に設定しておくことをお勧めします。
(私は、すっかり忘れてたので会場で設定してもらいました)
Keynotes
re:Inventで最も感動したのが Keynotes です。新サービスやアップデートが発表される場であり、朝から大勢の人が並んでいました。
オンラインでも視聴可能ですが、会場の熱気や雰囲気を直接感じられるのは現地ならではの体験です。早起きして参加する価値があります。
(ちなみに入れなかった場合はサテライト会場に回されます)
Keynotesでは翻訳機も借りれるので英語がわからなくても十分楽しむことができます。
Keynotesで印象に残ったこと
Keynotesで特に印象に残ったのは、Dr. Werner Vogels の「Simplexity」という言葉です。
「システムが複雑になるのは避けられないが、シンプルさを保つことが重要だ」と強調していました。
Simplexityってなんだろう?
初めて聞いた言葉だったので色々調べてみました。
simplicity(シンプルさ)と complexity(複雑さ)を組み合わせた造語みたい
- Simplicity -> シンプルさや簡潔さを指し、複雑な要素を取り除くことで理解しやすく、使いやすい状態を目指す
- complexity -> システム、コード、設計、またはプロジェクトの理解や管理の難しさを指す
AWSがどのように対応したか
Simplicityは使いやすさを重視し、シンプルさと複雑さのバランスを強調します。効果的なシステム構築には、両方の要素を考慮することが重要ですということを言っていて、その中でAWSはどのように対応してきたかについて話していました。
例えば、S3は、シンプルなAPIを提供しながらも、内部的には複雑な処理を行い、日々システムを進化させてきました。S3は、ユーザーに対してはシンプルなインターフェースを提供しつつ、バックエンドでは複雑な処理を行い「Simplexity」の考えを反映しています。
自転車の話
自転車を例に出しながら、コンポーネントの量が複雑さの指標ではない!ということも話していました。
- 一輪車 -> コンポーネント小 シンプルだが乗りこなすのが大変
- 三輪車 -> コンポーネント大 乗るのは簡単だが、小回りが効かず不便
- 二輪車 -> コンポーネント中 乗り方、操作含めて全てがシンプル
Dr. Werner Vogels のKeynotesは絶対見た方がいい
Dr. Werner Vogels のKeynotesはエンジニアに対するメッセージがたくさんあるので必ず見た方がいいです。
(字幕版だったり自動翻訳の動画もあります)
私は哲学的な内容が多いなと思い会場ではあまり本当の意味を理解できなかったので、re:capなどでまとめてくださっている資料などを見ながら改めて自分なりに咀嚼することで、ようやくその奥深さを感じることができました。
WorkShopとGameDay
今回はセッションではなくWorkShopとGameDayを中心に参加しました。
Workshop
英語が苦手で初めて参加した方にもお勧めです。ハンズオン形式で手順も準備されているので自分のペースで進めることができます。
ただ、大抵時間内には終わらないので、終了後も完走するまで続けた方が勉強になると思います。
講義後半になると、抜ける人たちも出てくるのでAWSエキスパートの方たちに質問したりそれ以外のお話をすることもできます。(WorkShopではなくこれが目当ての人たちもいるらしい)
GameDay
GameDayは、3~4人でチームを組み、構築やトラブルシューティングを行うハンズオンイベントです。
私は今回は偶然日本人チームになり、コミュニケーションで困ることはありませんでしたが、次回はぜひ海外のエンジニアの方々とチームを組んでみたいと思いました。
ネイティブの方と直接話す機会はそう多くないので、GameDayはそのような体験をする絶好のチャンスです。
ただし、英語が苦手だと少しハードルが高いかもしれませんが、それも含めて良い挑戦になると思います。
反省点
- 英語力
- セッションの組み立て
- 時差ボケ (体調管理)
私は冒頭でもお話ししたように英語力には自信がありません。
英語がわかると得られる情報量が違うので参加する前にはある程度勉強が必要かと思いました。
(これから英語頑張る)
次にセッションの組み立てですが、会場は1つではなく複数の会場で行われるので移動が大変でした。
徒歩移動できる場所もあればほとんどバスでの移動が必要になるので、セッション予約時は移動を考慮しないと参加できない可能性もあります。
最終日に時差ボケと睡眠不足で体調を崩して寝込んでしまったので、常備薬は必須だなと思いました。
特に海外イベントでは、体調管理も成功の鍵になると思います。
まとめ
一言で言うとre:Inventに参加できて本当によかったです。
会場の熱気、雰囲気すべてが新鮮でした。
新サービスの発表やアップデート内容のキャッチアップ、アウトプット頑張ります。
re:Inventのほぼ全てのセッションはyoutubeで公開されているので気になる方は是非!