はじめに
PHPの初学者向けに多次元連想配列の使い方などをまとめました。
連想配列
PHPには、基本となるデータ型としてスカラ型
があります。
スカラ型は主に4種類
型 日本語 | 型 英語 | 説明 |
---|---|---|
文字列型 | string | 'Hello'や'こんにちわ'などの文字列 |
整数型 | integer | 1、2、3などの整数 |
浮動小数点型 | float | 1.4や3.4などの小数 |
論理型 | boolean | TrueかFalse |
このスカラ型だけでデータを表現しようとすると表現力が弱いので、そこで使われるのが複数のスカラ型を組み合わせた複合データ型
です。
連想配列やクラスのオブジェクトなどがそれに該当します。
例として人間というデータを連想配列で表してみます。
$human = [
'name' => 'みうら',
'birthday' => '5月12日',
'height' => 180,
'weight' => 65
];
連想配列は、キーを使って各データに名前をつけ、キーとバリューを対応付けたものを複数束ねたものになります。
先ほど作った連想配列からデータを取り出してましょう。
$human = [
'name' => 'みうら',
'birthday' => '5月12日',
'height' => 180,
'weight' => 65
];
$key = 'name';
echo $human[$key];
// 出力結果
みうら
多次元連想配列
多次元連想配列は連想配列の中に連想配列を組み合わせたものです。
$tweet = [
'ユーザー' => [
'ユーザー名' => 'みうら',
'誕生日' => '5月12日',
'フォロー中' => 200,
'フォロワー' => 10
],
'投稿日時' => 2022-10-10 23:59,
'いいね' => 0,
'リツイート数' => 0
];
echo $tweet['ユーザー']['ユーザー名'];
// 出力結果
みうら
多次元連想配列でデータにアクセスする時は、キーを2つ指定します。
echoで角括弧を2つ使うとわかりづらいんですが、間に「の」を入れて読むとコードが読みやすいです。
連想配列がどれだけ深くなったとしても、角括弧を3つ4つと増やすだけで簡単にデータにアクセスする事ができます。