変数
目標
ルールを守ったわかりやすい変数の名前を付けることができ、それに値を入れて使うことができること
学習キーワード
変数
$(ドル)
エラーメッセージ
1:変数とは
変数とは、扱うデータを記憶しておくためのものです。
下記のように $(変数名) と書きます。
$fruits
2:変数を使う理由
文字や数字などの値は、それ自体では、読み手に意味が伝わりにくいです。
変数を使うことで、読み手にわかりやすく、自分でも扱いやすくなります。
// 意図がよくわからない
echo 75 / (1.7 * 1.7);
// 体重と身長を用いて、 BMIを計算し表示したことがわかる
$weight = 75;
$height = 1.7;
$bmi = $weight / ($height * $height);
echo $bmi;
3:変数に値を代入する
変数には、文字列や数字などの様々な値を入れることができます。
$king_of_beasts = "lion";
echo $king_of_beasts;
lion
$my_age = 32;
echo $my_age;
32
4:変数の命名ルール
変数に名前をつける際には、いくつかのルールがあります。押さえておきましょう。
1. $から始める
変数は必ず$(ドル)から始めます。
$capital_of_japan = "Tokyo";
下記のように$を書き忘れるとエラーになります。
capital_of_japan = "Tokyo";
PHP Parse error: syntax error, unexpected '=' in /workspace/Main.php on line 3
エラーメッセージの解説
日本語訳すると、「構文エラー:文法エラー、予期せぬ’='が、/workspace/Main.php の 3行目にあります。」です。エラーメッセージが出てしまうのは、=の前の、「capital_of_japan」が変数として認識されないためです。
補足
皆さんのエラーメッセージでは、「/workspace/Main.php on line 3」の部分が違って表示されたかもしれません。この部分は、編集しているファイル名や行数によって異なるので、違っていて問題ありません。
2. $のすぐ後ろの数字は不可
$のすぐ後ろには、数字を使用することはできません。
$4fruits = "apple";
PHP Parse error: syntax error, unexpected '4' (T_LNUMBER), expecting variable (T_VARIABLE) or '{' or '$' in /workspace/Main.php on line 2
エラーメッセージの解説
日本語訳すると、「PHP解析エラー:構文エラー、予期しない '4'(T_LNUMBER)、変数(T_VARIABLE)または2行目の/workspace/Main.phpの '{'または '$'が必要です」です。エラーメッセージが出てしまうのは、$のすぐ後に数字があることで、変数として認識できないからです。
補足
なお、$のすぐ後ろで無ければ、数字を使うことができます。
$fruits4 = "apple";
5:あらかじめ定義された変数
変数は、基本的には自分で定義し、値を代入して使います。しかし下記のような、あらかじめ定義された変数も存在します。学習を進めていった際に、また改めて学びましょう。
$GLOBALS
$_GET
$_POST